最終更新日 ; Sunday, 16-Jun-2002 00:00:00 JST to the top.

短歌



束の間のおもい捨つるにやぶさかならず 花火終わりて闇の輝く


明日もまた生きてしあらむと 美しき花火の残像見つめつつあり


束の間の花火の如く美しき儚きものは 空に放てり


2002/06/15



おしなべて 命のにほひ沸かせつつ 梅雨雲割りて 山に陽の立つ


夏草と埃のにほひ身にまとい 帰り来し猫 いきなり眠る


1999/07/01

菜の花の 黄のまぶしさよ あと三月 君の命の 区切らるる日


1999/04/01