最終更新日 ; Thursday, 01-Aug-2002 00:00:00 JST

2002・6月


to top. to the last month.


 ごぼう天 2002/06/02


昨日、今日と、東海伝統工芸展のために松坂屋に行ってきました.会場が狭い所為もあるのかもしれませんけれど、随分大勢のお客様がひっきりなしに訪れてくださっています.(^.^)/

昨日はなんとこーちゃんが、和服の着流し姿でご来場! なかなか、粋にお似合いでしたよ.だんだん、着慣れてきましたね! 角帯の“貝ノ口”も、すっきり締めてありました.自分でネットで勉強して着こなしちゃうんだから、立派なものです! びっくり〜〜
でもって、今日は、yuu ちゃんが会場当番でしたから、一緒にお昼でも食べようか、ってまた出かけたのです.

その帰り道、松坂屋の地下で、何か、お夕飯の買い物を、と思ってぶらぶらし出してから、急にカズオちゃんのことを思い出しました.随分何年も、カズオちゃんのところのごぼう天、食べていないな・・・

カズオちゃんって、私の中学の時の一年先輩で、お喋り仲間・飲み仲間だったの.焼津の老舗のかまぼこ屋のご長男.なかなかの“一徹者”で職人肌.だけど、辻邦生の小説をこよなく愛して…おしゃれでね.感性のとても豊かな人でした.
もう亡くなってから何年経つだろう? 主人と一緒にお通夜とお葬式に行ったの.夕方、お通夜の行列に並んでいたら頭の上をしきりにツバメが飛んでいたっけ.
主人が亡くなってから、今年の7月1日で丸3年経つんだもの.もっと経つんだ.

で、その間、ほとんど、カズオちゃんのところのごぼう天、食べていない.
まァ、車に乗り始めてから、あんまりデパートの地下をうろつくこともなくなっちゃったってこともあるけど、やっぱり、どこかしら、あのごぼう天を見たくなくってネ、色々思い出したくなかったってことかな.
去年だったか、老舗紹介みたいなTV番組で、工場が紹介されていて、後を継いだ2人の弟さんの内、下の弟さんがびっくりするくらいカズオちゃんとそっくりだった…

今日は急に懐かしくなって、買って来ました.で、さっき焼いて食べたの.
あの頃のは細くて不揃いで、ごぼうの周りに練り物がまばらについているようなごぼう天だったんだけど、なんだかとても綺麗になっていました.ちゃんと周りに満遍なく練り物がついている.
これって、カズオちゃんのごぼう天じゃない…全然違うよ.
もう、時が経ちすぎて、カズオちゃんのごぼう天は、なくなってしまった.もう決して食べられない、って思ったら、ちょっと涙が出てきちゃった.

時は、絶え間なく移っているんだな、ってね.





to top. to this top



 いささか疲れました 2002/06/05


3日は、兄のお通夜に行ってきました.優しげな穏やかな顔をして、お棺の中におさまっていましたっけ.
これで楽になったよね、って声をかけてきました.

喉頭がんが見つかった時に、兄は手術を嫌がって、このまま死んでもいいなんて言いだして、困り果てた義姉が説得してほしいと言うので、慶応病院へ行きましたっけ.で、色々話をして・・・その頃は私も若かったから、兄にとって随分残酷なことも言ってしまったかもしれません.兄が何を考えて手術を受け、そして、手術を受けたことをどう思ってその後を暮らしたのか、それは測り知ることすら出来ない・・・

あれでよかったのかしらね.あんなにはなすことの好きだった兄が言葉を失って、それだけじゃなく、喉にあけた穴が口と鼻と両方の役目をするから、匂いも味もわからなくなったって言ってました.
それで、フランス料理のコックだった兄は、息子と一緒にレストランを開くって話を諦めちゃったのよね.その上、病気をすると、やはり、喉にあいたひとつの穴で呼吸することはとても大変なことだったみたい.体力的にも、普通よりは消耗が激しい.苦しかっただろうと思います.
心臓のペースメーカーの取替え手術のために入院して、そこで容態が急変して亡くなったそうです.心臓ではなくて、脳出血だったみたいです.脳の写真を見せられて諦めちゃった、と息子は話していました.意識がなかったから、穏やかに逝ってくれた、と.

まァ、仕方のないことですけれどね.遺影の兄は、昔のままで・・・

その日は帰りついたのは夜中でした.
で、4日は朝から、東海伝統工芸展の会場当番.その後、撤収作業があって.
夕べはちょっと疲れすぎで、胃痛.早々10時には寝てしまいました.で、今朝は5時前に目が覚めちゃった.(^^ゞ

この時間からなら、充分、仕事ができると思いつつ、午前中を呆然と過ごして、気がついたら昼寝してました.
午後からのお教室の生徒さんたちが来ているのにも気がつかないで・・・あれまァ・・・
で、夜に、太極拳へ出かけて、大汗かいて、やっと少し体力的にも精神的にも持ち直したようです.

さて、また明日から、がんばらなくっちゃ・・・





to top. to this top



 最終焼成 2002/06/08


今朝は4時に起きだして、最終焼成の色差しを、終わった所です.後1時間ほどで炉の温度があがりますから.それから焼成.これが無事に焼きあがると、大きな山をひとつ越えたことになります.無事、焼成が終わりますように!!
で、その後、また一眠りするつもり.(^^ゞ

早朝は、静かでいい.鶯やヒヨが鳴き交わしていて、多分お食事だな.今時は枇杷が食べ頃だから、鳥たちが枇杷の木目指して飛んできます.賑やかな食事.

昨日、ご近所の方から、枇杷をいただきました.勿論、勝手に生えて勝手に実った枇杷ですから見掛けは悪いし、実も小ぶりでタネも大きいけど、これがまた、やたらに甘い! やはり、樹で熟したものの持つ美味しさなんでしょうね.沢山いただいたから、お友達にもお裾分けしようと思っています.こんなに美味しいものを一人で食べたんじゃ、申し訳ない・・・

さて、7時半です.外は車の音もやかましくなり始めています.
私もこれからお食事.食後の果物はもちろん枇杷.それから焼成、そして、一眠りです.





to top. to this top



 ムカデ 2002/06/09


昨日は陶芸のお稽古で、菊川まで行ってきました.取り皿が割れて、枚数が足りなくなってきているので、直径18cm(焼きあがりは直系15〜6cmになるはず.)の取り皿を5枚くらい作ろうか、と思って、です.

組み物を作るのは初めてですから、同じ大きさになるかどうかちょと心配・・・
で、土の分量を量りました.一枚700グラムの土で、そのうち450グラムが底板になります.昨日作ったのは2枚だけでしたけど、直径18cm、高さ4.5cmで、何とか揃いました.続きは再来週.楽しかった!(^.^)

家に帰り着いたのは8:30頃.出かける前に用意をしておいたもので晩御飯を済ませて、洗い物.その頃、夜遊びに出かけていた翔太がご帰還.お腹がすいたとエサをねだるので、お皿の用意していたら、なにやら眼の片隅にクネクネ動くものが・・・

何かしら、と思ってみると、げーーー! ホンマモンのムカデです!! 横幅は1cm位、長さは優に15cmは超えてる・・・なんてこっちゃ! なんとかしなくっちゃ!! げげげげげーーーー

仮にムカデであろうとも、生き物を殺すのはちょと苦手なの.平気で殺せるのは蚊・ハエ・ゴキブリ・猫のノミ位かな・・・どこかに逃げ込まれたらまた殺虫剤で殺さなくちゃならなくなる.捕獲して山へ捨ててこなくっちゃ.噛まれて痛い思いをするのも真っ平だし.猫が噛まれても困っちゃう!

とにかく箒と塵取り・・・でも、それを取りに行っているうちに行方不明になると厄介だし、仕方がないので近くにあった屑篭を、重石替わりにムカデの上に乗せて移動できないようにしてから、翔太を小脇に抱えて箒と塵取りを持ってきました.
( だって、はみ出しているムカデの尻尾がクリクリ動くので翔太は興味津々なんですもの.手を出して噛まれたら大変! ムカデが口で噛むのか尻尾で刺すのかわかんないよぉ〜 それに、屑篭から半分出ている部分が果たして頭なのか尻尾なのかもわかんないし・・・そんなにじっくり見たくはない・・・(汗)

で、箒でムカデを玄関まで掃いて移動させ、塵取りで掬い取って、脱兎の如く裏山へ!
夜だから様子は見えないし、もしかして、手の方へ這って来たらどーしよー??? 懐中電灯、持ってくればよかった! などと考えながらとにかく走って、山へ向かって放り投げたの・・・気がついたら、片方は裸足で…後ろからは翔太が呑気についてきてる.(ーー;)

ここは山の中なので、毎年今ごろ、つまり梅雨時の入りがけに、1〜2匹、必ずと言っていい程出るのです.今年はシロアリ駆除をしたばかりだったので安心していたんだけどネ.最近のシロアリ駆除の薬は環境衛生を考えて、昔ほど強力じゃないらしい.

今までに2回、大きなムカデに身体を這われているの.ぎゃー! なんだけど、慌てて動くと噛まれるから、いつもじ〜〜っとして通り過ぎるのを待つので噛まれたことはないの.でも起きているときならまだしも寝てるときじゃ気がつかずに動いて噛まれたりしちゃうかも〜
噛まれなくても、腕や足の上をムカデが這っていくのを、固まって見てるのも怖いよォ〜〜〜 2〜3日はその感触が消えないもの.(;・・;)

やれやれ、今年のムカデ騒動も、これで終わりになりますように!
今夜は寝る前に、ベッドの回り、ちゃんと点検しなくちゃ・・・寝られないよ・・・





to top. to this top



 胆嚢 2002/06/13


夕べはひどい目に会ってしまいました.
制作で疲れていたので6:00に早めの夕食を終えて、夜の仕事を終わって、10:30には寝ちゃったんですけど、眼の痛みと吐き気で目が覚めたのが3:30.何だろう?
さァ、それからは寝られない・・・胃の薬を飲んで見ても吐き気がおさまらない.悶々と2時間くらいを過ごしてから突然強い吐き気に襲われて、吐いたんだけどもちろん食後の時間が経ってるから胃液だけ.寝ていても脂汗が浮いてくる.
普通、吐いたり下したりしてしまえば、ケロッと治るんだけど、一向におさまらない…変だわ、いつもとちょっと違う…

で、今朝、病院が開くのを待って、行ってきました.
余程ひどい顔をしていたらしく、受け付けの女性が心配して声をかけてくれて、待っている間は奥のベッドで休ませていただきました.

で、診察.やっぱり胆嚢の発作みたい.またポリープが出来てるのかも・・・ちょっと過労かな? お母さんも胆石だったよね、体質は遺伝するからネェ、とお医者様.
点滴をしてもらって、吐き気はおさまって、帰ってきてから夕方まで寝ちゃいました.
まだ、ちょい、ヘンです.今夜はいただいた稲庭うどんがあるから、それで軽くお食事にします.朝からほとんど何も食べていないから、こうしていてもふらふらしてる.
まァ、血圧が87−49だったから、ふらふらするのは当たり前か・・・

やっぱり、一人でいると、好きなことを好きなようにやっちゃうからダメですね〜〜〜
いつまで仕事してるんだ? 体、壊すぞ、早く寝ろ!! ってうるさくいってくれる人がいると、諦めて途中で止めにしたりするんだけど、そうではないから、やり始めると止まらなくなっちゃう.まるでブレーキの効かない車です!

ま、年相応、用心しなくっちゃ・・・
今日は寝たり起きたりの一日を過ごしました.否応なしの休養日です.

私は末っ子で、両親が高齢になってから出来た子供だから、体質的に“うらなり”なんだわ、きっと.秋口の、ちょっと曲がってひねこびた茄子みたいなもんだ! あはははは
何につけても、あまり集中しないように、適当にしなくっちゃね・・・仕事だけじゃなくて、色々集中しすぎるんだわ.気をつけよう!

などと思いながらも、そろそろ黄色く熟してきた梅を横目で見ながら、明日は梅干、漬けなくっちゃ、な〜んて.(^^ゞ
それでも、こうしてPCに向かう気になっただけでも、大分回復してきた証拠だと思うけどネ.今夜も早く寝よう!





to top. to this top



 自由を妨げるもの 2002/06/14


今日は、W杯、チュニジア戦ですね.無事に勝って決勝戦に進めるのか・・・ま、それはともかくとして、先日のロシア戦の後で、道頓堀に興奮した若者たちが140人も飛び込んだってことから、道頓堀は厳戒態勢なんですって.

海外からやってくるフーリガンたちを、始まる前には随分心配していたけど、それより何より日本の若者たちの方ですか・・・
なんだか、成人式での騒ぎを思い出してしまった.騒ぐことそのものに意義を見出してるのかもね.理由は何でもいい、って.たまたま、成人式、たまたま、W杯.そんな感じさえ受けます.

若い人たちは体力があるし、有り余った体力をどこかで発散させようって気持ちもわかるけどね.でも、ルール.そのあたりをちゃんとわきまえないと、どんどん規制されてしまう.その上、その“規制されてしまう”ことを、騒ぎの質によっては社会が容認する.
そりゃそうですよ、迷惑極まりないんだから、取り締まってくれ、と.川に飛び込むわ、他人の車の上で跳ね回るわ、看板を壊すわ、奇声を発するわ、じゃね・・・ 余りにガキっぽい.

結局、よく考えないと、与えられている自由を自分たちの行動で失ってしまうわけで.
今、やりたいことをやれることが自由ってわけじゃない.何をやってもいいわけじゃない. 他人の間で暮らしているんだから、自分の自由と他人の自由との間で、どう調整を取って行くのかをちゃんとわきまえないと、せっかく手にしている自由を少しずつ剥奪されちゃうことも充分ありうるわけで.
自由には、義務も責任も裏打ちされていることが必要よ、周りにいる他人への配慮もね.

でも、バカ騒ぎでしか発散できない自分って、悲しいよね.勝手にバカ騒ぎすること、それが自由だって思い込むことの貧しさって、悲しいよ.単なる自分勝手、幼児性そのものでしょう?
今日のチュニジア戦、いったいどういう結果が待ち受けているのか、それはともかくとして、まァ、事故のないように、平穏に結果を受け止めて欲しいものですけどね.

私が、スポーツってあまり好きじゃないのは、こんな風な、ある種の熱狂に巻き込まれやすい、ある種の一体感に安易に酔いしれてしまう、って所なのかも知れない.突然に、“日本・日本”って、愛国者が続出する・・・あぁ〜〜あ・・・何だか、くたびれちゃいます.


で、話は変わりますが、なかなか体調が本調子に戻らないので、これじゃしょうがないと思って整体に行ってきました.休んでいても疲れるだけだし、もっと前向きに攻め込まなくっちゃ! ってな所です.おかげで気分が良くなって、帰ってきてから梅干漬けました.8.5s.ついでに梅ジュースの仕込み、梅ジャムも作っちゃった.じっとしてられないんだから、貧乏性ですよね.誰かさんに「ばかたれ!」って怒られそうだわ・・・(^^ゞ

さて、明日はゆっくり近間の温泉にでも行ってこようと思っています.(^.^)





to top. to this top



 栃杢 2002/06/17


昨日、今日と出歩いてばかりいました.(^^ゞ

昨日は、秋から始まる豊田町・香りの博物館の「香りの器展」のための原稿を提出しなくちゃならなかったのをすっかり忘れていて電話を貰っちゃって、「すぐに提出します!」って答えたは良いけど、送られているはずの用紙が見つからない・・・(汗)
送ってもらおうかとも思ったんだけど、ヒマだし、取りにいっちゃった方が早いわ、とばかりに朝早くからドライブがてら出かけたんです.でも、遠かった・・・片道2時間・・・(ーー;)

帰りに、ここまで来たんだからと、成毛ちゃんの所にTELしたら、「丁度カシラが仕事してるから、寄って一緒に昼メシでも食って行くさ!」ってことで、成毛ちゃんのところで親子丼と、お揚げとお玉菜の煮浸しをご馳走になって.
彼の料理は滅法ウマイ! カシラというのは、成毛ちゃんのところで、まるで内弟子みたいに入り浸って陶芸をやってるホンマモンの鳶の頭なの.なかなかシャイないい男! で、3人で持参の桃など食べながらひとしきりお喋りしてきました.

今日は、午前中は太極拳.で、午後から、作品が出来たので、それを持って静岡へ.まず20代の頃から入り浸ってるブーケという喫茶店へ寄ってそこのマスターの俊ちゃんに見てもらって.彼はずっと10年以上も私の作品を見続けてるから、なかなか批評が厳しい! でも、あんたもうまくなったねぇ! って誉めてもらっちゃった.(^.^)
で、グレープフルーツのシャーベットにペパーミント酒の入ったゼリーをかけた物を食べて・・・これがまた、この季節には絶品なの!! 体がシャッキリするよォ.もうちょっとするとピーチメルバだな・・・で、そこでもひとしきりお喋りして、それから大間木漆工芸さんへ.

ここの悠ちゃんが、いつも私の作品の内側の箱を作ってくれるの.このところ、悠ちゃんはちょっと体調不良みたいだけど・・・
病院で検査中なんだって.心配だよ・・・でも、顔色は悪くないから、大丈夫だと思うけど・・・

栃杢 「搬入日ギリギリに仕上がれば良いんだろ? 調子悪くて、まだ、自分のも作っていないんだヨ・・・」
「勿論よ、急がないから、無理しないで自分の作品の合間にヒマを見てやってくださればいいんだけど.」
ということで、快く引き受けてもらえました.悠ちゃん、ありがとう!!
相談のうえ、やはりローズウッドが良いだろうって.
それから、先日悠ちゃんが買って来た栃の板材を見せてもらいました.縮みがとても綺麗に入ってるの.スゴイ! 最近はなかなか美しい木目の木が手に入らないらしくて、悠ちゃんはゴキゲンでした.
漆を縫って仕上がると写真のような感じの模様が出るのです.自然の力ってすごいものですよね.

私はお喋りなので、どこへ行っても喋ってばっかり〜〜
さて、明日からはまた、「香りの器展」のための小さな香合を、あと一つ作ろうと思っています.





to top. to this top



 梅 2002/06/19


6月14日に漬けた梅、今日見たら、ちゃんと白梅酢が上がってきていました.6日目ですから、全く順調! 重石代わりに水の入ったポリタンクを使っていたのですが、明日辺りにはすっかり白梅酢をかぶりそうだから、そろそろ重石を普通の重石に取り替えても良さそうです.(^.^)/

梅ジュースも綺麗に出来ています.夕べ試飲したけど、GOOD!! この時期の梅ジュースは本当に美味しく感じます.やはり、からだが梅の酸味を要求しているのかしらね?
今朝は、やはり14日に作った梅ジャムをたっぷり入れてヨーグルトを食べました.なんだか、からだの中が綺麗になるような気さえします.ゲンキになるぞォ〜 って感じ.お疲れ気味の方、食べにいらっしゃいませ!! お裾分け、致しますよ!

昨日から作り始めていた「制作のための道具たち」アップしました.お暇でしたら覗いてみてください.私の手垢のついた道具たちです.(^^ゞ
今は、小品を作り始めていますので、それも近々別ページにしてアップするつもりです.お楽しみにね!

さて、今日はこれから、猫缶の買出し、午後からはお教室、夜は太極拳です.いそがし・・・





to top. to this top



 穴 2002/06/21


理由もなく心に穴のあいているような日って、ありません? というよりも、穴は初めからあいていて、普段はちゃんと蓋がしてあるんだけど、その蓋を自ら開けて覗き込んじゃうような日、って言った方が正確かな?

穴はあいてる.状況がどうあれ、それに関わらず穴は最初から厳然と存在するわけで、今更にその存在に驚くってことじゃなくてね.

この穴は、何をもってしても埋めることの出来ない穴だってことはちゃんと知っているわけで.埋まったような気がする瞬間にも、それは幻想って考えてる自分がいる.これはほんの一瞬のことって.まァ、自己防衛のおまじないみたいなものかも知れないけど.だから、驚くに値するようなものじゃない.

この穴を埋めようとすることはある意味では空しい作業だよ.何を放り込んでも埋まらない、言わばブラックホールみたいな穴なんだから.それでも仕事を放り込み、愛や友情を放り込みしながら、埋まらない、埋まらない、と嘆き暮らすのは馬鹿げてる.

穴があることは自明の理.その穴とどう折り合って暮らすのか、と、それしかないと思って日々を暮らしているのだから、今更驚く必要もないのだけれどね.

多分、大仕事が終わった所為だろうと思う・・・仕上がって手を離れてしまった作品には、もう全く興味がないんだ.所詮、手を離れてもなお惚れ込んでいられるような作品が仕上がったって訳じゃない.いつもだよね、仕事から手が離れた瞬間から始まる或る種の孤独感って・・・ま、それが次の仕事を生むんだとはかなくも思い込むことで、また、時を刻むのだけれど.

さて、作り始めた香合.この小品が、何日間か、幾ばくかこの穴を埋めるかのような幻想をもたらしてくれるかもしれない…
それとも、しばらくの間はこの穴をじっと覗き込んで暮らそうか・・・

************************

さて、話は違って、七宝Q&Aに、最近、学生さんからのご質問が2件、載りました.どこかの大学で、なんと、七宝をやってるらしい.そのレポート書き資料がなくて困りはてて、私のページに辿り着いたもようです.
今時、七宝を取り上げている大学もあるんだァ!って、ちょっと嬉しくなっちゃいました.まァ、分かる範囲、調べられる範囲で一生懸命、お答えしようと思っています.せめて、このくらいのお役には立たないとネ〜〜 一応、七宝をメシの種にしている身ですもん.申し訳ないよ.
「七宝Q&A」設置しておいてよかった!!





to top. to this top



 ふぅ〜〜〜! 2002/06/25


今日は、一日駆けずり回ってしまいました.ふぅ〜〜〜

夕べ遅く、友人からお母さまがお風呂場で転んで起きれない、と、電話が入りました.骨粗しょう症で、最近、腰が痛がってという話を聞いていたのでびっくりです.お父様が救急車を呼ぶのを嫌がっているんだけど、何とか起こして部屋に運び込む方法を知らないか、と・・・

でも、骨粗しょう症ならば、あまり乱暴な力をかけるとそれだけで骨折に結びつく可能性があるから、やっぱり救急車を頼んだ方がいいよ.救急車の人は心得てるし、お願いすれば音を立てずに来て貰えるはずだから、ご近所迷惑にはならないわよ.

で、やはり救急車を頼んで、結局、風呂場の扉を全部はずして運び出す騒ぎだったんですって.
骨折はなかったようで、入院にはならずに夜中に帰されて来たらしい。でも、本人は痛がっていて起きられないというので、寝かせているって.お母さまは体格がいいし、タイヘンだわ・・・
今朝、うちに「床ずれ防止用マット」があったのを思い出して、静岡まで届けてきました.お年よりで体格のいいかたは、ホンのちょっとの間に床ずれになったりしちゃうからね・・・あれはつらいもの・・・早く起きられるようになればいいけど・・・
88歳になられるお父様が本当に疲れたご様子で、そっちの方も心配になっちゃう.

それからそのあと、先日亡くなった兄の四十九日法要の準備.お寺はここ清水にありますからネ.お供え物の手配、お花の手配、法要後のお食事の手配.

それに、お盆の時なんかにお寺さんに相模原までおこし頂くのはタイヘンだから、やはりうちに“分け位牌”を置いて、盆供養はうちでしていただいた方が何かと便利、ってことで、お寺さんとも相談させていただいてお位牌を作ることになりました.
お位牌の開眼供養を四十九日法要と一緒にしてしまいましょうと、お寺さんが言ってくださったので、仏壇屋さんを駆け回って29日までにお位牌を作ってくれるところをやっと見つけて頼んできました.ふぅ〜〜疲れたァ〜〜〜 仏壇屋を3軒も駆け回っちゃった.
今はお盆前なので、お位牌に字を書いてくださるところが混んでいて、なかなか出来ないんですって.結局字を書いてもらうほうはダメで、彫りなら間に合わせるってことで、戒名を彫っていただくことになりました.

なんだか、ウチにお位牌がみんな集まってきちゃう・・・
子供のころによく母から「おまえは仏縁の深い子だから」って言われてました.何を根拠に母がそう言ったのかは全くわかりませんけど、なんだかその通りになっています.うちにある仏壇は三つ.主人の位牌・主人の両親の位牌・私の両親の位牌、それに今度は兄の位牌です.
私は独り者なのに、こんなにお位牌があつまっちゃって、いったいどうなるんだろう???
ま、いいか・・・お位牌のお世話が出来なくなった時にゆっくり考えれば良いや・・・今から考えたってしょうがないよ.出来る間はさせていただきますわ.

てなことで、今日は疲労困憊・・・これから、ちょっと昼寝しちゃいます!





to top. to this top