最終更新日 ; Monday, 28-Mar-2005 00:00:00 JST

2005・3月


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春の雪 2005/03/03

2月末頃からあちこちで春の雪に見舞われているようですが、皆様のところはいかがですか?
ここ、静岡市では、今年も雪は見ずに終わりそうです。
2月末の土曜日の大雪の日にも、リビングから伊豆半島が真っ黒な雪雲に覆われているのが見えたのですけれど、このあたりは午前中に霙っぽい雨がちょっと降っただけでした。
明日も所によっては雪という予報ですけど、どうなのかしら?

このところ、このあたりはどういうわけかそれほど寒くもないし、おかげで体の方はなんとなく春の気分でちょっとだるいし鬱陶しいのね。お天気頭痛とか…
私はこれからの季節が一番苦手なのです〜〜 多分、三寒四温と、変わりやすいお天気や気温の変化に体がついていかないんだろうな。春は大嫌いだ…

2月末あたりから、今月末の東海伝統工芸展への生徒さんの出品作や、4月のお教室展のことやらで、ジタバタしておりました。あちこちからヘルプの電話やメール! ま、生徒さんが遠いし、皆必死なんだからしょうがないのだけれど。

京都にお嫁に行ったさやかちゃんは、合子の身のほうのヒビがどうしても消えずに、何度かのメールと電話のやり取りの後に、たまりかねて16日にお稽古に来るんですって。やっぱりメールや電話ではイマイチこっちも状況を掴みかねますしね。
七宝の立体は「気難し屋」だから、ちょっとしたことでヘソが曲がると全く収拾がつかなくなることがあるのです。どのあたりでヘソが曲がってしまうようなことをしでかしたのか… 作品を見ないことには見当がつかん… 上手く直ると良いけど…

昨日、東海伝統工芸展用の生徒さんの作品が最後の仕上げを終わって、覆輪かけに出すための梱包。ついでに、yuuちゃんの図面と一緒に、私の秋の作品の素地を発注するために図面引きをして、今朝、発送してきました。桐箱の発注もすませたし、やれやれ、一段落です。
でも、後にはまだお教室展のDMを作ったりと、雑用が… さっさとやらなくっちゃ〜〜





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2代目! 2005/03/07

6年前に一番最初に買ったPCが、そろそろ不穏な動きをしだしたので、買い換えました。6年間、よく働いてくれました。何しろ、Windows98の搭載機だったのを、Windows2000、XPと積み替えて今日まで。その間、一度HDDが壊れて入れ替えたりと、ある意味満身創痍なのかも…

近所にある家電屋で、イーマシーンズのを最小スペックのまま購入して、こーちゃんにパーテーションを切ってもらうつもりだったのですが、彼曰く、HDDは新しいから、データドライブのヤツはこのまま新しいほうに載せちゃおうって。

前にHDDが壊れたときに、HDDを2台乗せて、片方がシステム、もう片方をデータに使うようにしてあったのです。
で、乗せかえたらそのまま認識してくれて、データ移動の手間が省けました〜〜

早めに終わったから、以前に自作したPCがあまりにうるさい音を立てるのでそれも様子を見てもらいました。

これ、変だよ。ひどい音だね。ファンがいかれてるんじゃないかな? 通常のファンの音のうるささとは違うよ、これは!

で、本体をあけて、ファンの取り外ししてみようか?
ファンを分解してみたところ、どうもやはりファンそのものがおかしいとのことで、ファンだけ買い換えることにいたしました。

取り外したファンを店に持っていって、同じ規格のものをください、といえばいいよね?
そそ。だけど「オバサンがどうして?」って、店の人、怪しむだろうなぁ…
息子に言われて買いに来たんだな、と思うだけよ〜
息子はね、基本的にそういう買い物は決して母親には頼まないんだよ!
あら、そんなもんなの?
あたりまえじゃん!

で、この件は、次回の「花見」のときにまた見てくださるとのことで、近々、ファンの買い替えに行ってきます。
やっぱり店員さんには怪しげな顔をされるんだろうか… (^^ゞ

夕食後にしばらくおしゃべりしてから、8時過ぎにこーちゃんがお帰りになりました。
学期末のお忙しい時期の日曜日に、ご足労をいただいて、本当に、本当にありがとうございました〜〜!

しかし、お帰りになった後で、ふと気がついたのです。
下のPCは、ファンをはずしちゃってるから今月いっぱいは使えないんだよね。
げ、HPのデータや転送ファイルは全部下のPCじゃないの!
えーーー 今月一杯、HPのことは何も出来ないわけ??

そういうわけにもいかないんだから、上のPCでも作業が出来るようにしなくっちゃ〜〜
ということで、それから、転送ファイルのダウンロードと設定を…
ところが、忘れちゃってるのね〜 その上、借りているサーバーが散々統合を繰り返してたから、IDとパスワードが、どれがどれやらわからない〜〜
(私って、なんてだらしがないんだ〜! いらなくなったものなんか、どんどん捨てちゃえばいいのに… 捨てるのを不精してあるからこんなことになっちゃうんだ〜 )

散々、いろいろとIDとパスワードの組み合わせを試してみて、やっと設定が完了したのが午前1時過ぎでありました。やれやれ… (^^ゞ





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電子文庫 2005/03/09

最近、時々電子文庫なるものを利用するようになりました。きっかけは、以前、久美ちゃんと修善寺に旅行したとき、修善寺を流れている川のほとりに、ここで島木健作が「赤蛙」を書いたとあり、その内容にちょっと興味を持ったので探してみたところ絶版で… それでもどこかにないかしらとしつこく調べていったら「青空文庫」というサイトに行き着きました。ここは著作権の切れた文学作品をファイルにまとめて、無料でダウンロードできるという大変ありがたいサイトなのです。

そこで見つけて「赤蛙」のテキストファイルをダウンロードしました。
ところがそれはテキストファイルですから横書きなのね。読みづらいったらありゃしない…
で、そのときはその読みたい一心でそのテキストファイルをワードにコピー&ペーストしてから縦書きに直すという手間暇をかけて読んだのです。読んでいて改行マークが気になるのでプリントアウトしたりして…
だから、ありがたいサイトだけど、面倒くさいな〜ってわけであまり利用していませんでした。
利用するのはもっぱらエキスバンドブック形式になっているファイルだけで、これはエキスバンドブラウザをインストールしておくと縦書きで読めるファイルなのです。

ところが、先日こーちゃんから「テキストファイルを縦書きに変換してくれる」というソフトを教えてもらって早速インストールしました。
そのソフトを立ち上げておいて、そこでテキストファイルを開くと、なんと縦書きで読める(!)のです。もちろん、字の大きさも変えられるし、背景もかえられる。しおりも挟めるというスグレモノで!
おかげで電子文庫も、とても快適に使えるようになりました。以来、青空文庫も大活躍〜

最近は、たとえ良質の本であっても、売れないものはどんどん絶版になりつつあって、まぁ、資本主義の宿命なんでしょうけど悲しいことです。そこを補ってくれるのが電子図書なのかもしれません。
青空文庫などは、すべて無料で配信してくれるのですが、多分、ボランティアで成り立っているのでしょうね。頭の下がる大変な作業です…

各出版社も電子文庫を出しているようですが、もちろん有料。有料ならば本として購入できる作品ならアナログ人間の私は本のほうがいいや。

興味のある方は、このサイトの「Links」の「その他」の部分にダウンロードサイトのURLを乗せてありますので、ご利用ください。





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企画展 2005/03/10

1週間ほど前に、清水の“38 STUDIO”という画廊から企画展の話が持ち込まれました。
東京芸大の先生をしていらっしゃる岩田広己氏と、ジュエリー作家の世良恵子氏、後は若い作家で中村さんとおっしゃる方(この方は私は存じ上げませんが。)と私の4人で、とのお話でした。

“38 STUDIO”という画廊は、元、うちの生徒さんが関係していたところで、多少は知っているくらいなんですけど…
電話では詳しいことはわからないし、一度お目にかかって、私の作品も見ていただいてからでないとお返事いたしかねますがということで、7日にお目にかかりました。
オーナーは40代はじめの女性で、陶芸作家でもある方です。

お目にかかって、いろいろお話いたしました。これからの工芸のあり方とか、まぁ、思いとしては共通点が沢山あって、なかなかいい感じでした。

私の心配としては、中村さんの作品はわからないから判断できないのだけれど、後の方たちの仕事の中に、きわめて伝統工芸的な私の作品を入れることで、全体のイメージを混乱させないか、ということがひとつ。
ほかの作家の方の作品と比べて私のそれは、公募展用に作ったものばかりですので、かなり大きいことが、他の方の展示の妨げにならないのか…
販売を考えたときに、私のものは売れる可能性がほとんどないわけで… (^^ゞ
まぁ、多少は販売を意識したものを作るとしても、画廊さんにとってのメリットがあんまりないんじゃないのか、などとということをお話いたしました。

そうしたら、彼女曰く、七宝の多様性を見ていただきたいという思いがあるので、後の3人だけでは、かえって偏りが生ずるため、まったく別な、伝統的な七宝も是非展示したいと思っているとのこと。
大きさの点では、こんなに大きいとは思っていなかったみたいでしたけれど、出展してくれるのであれば普段の仕事場のほうをその間だけ展示室に切り替えてでも何とかしますって。
売り上げのことは、作家さんは気になさらないでください、とも言っていただきました。

で、今日、再度の電話をいただいて、お引き受けすることにいたしました。
地元でありながら、清水で展示したことがないのですから、やってみるのも面白いかもしれませんし、見ていただくことも良いことなのかもしれませんし。

去年、今年と引き続いて、なにやら展覧会の話が立て続いて、いったい何でしょう?
ま、そろそろ引っ込んでばかりいないで、個展やら何やらの活動を始めるべき時になったということでしょうかしら?
秋には浜松で別な画廊さんからのお誘いもいただいていますし、今年も忙しくなるのかしら? ボヤボヤしてないでがんばりなさい、ってことなんでしょうね〜〜





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泥沼 2005/03/18

ジタバタと忙しい1週間でした。
何しろ、お教室展が来月7日からですので、DMやら出品表やらを作ったり、DMを画廊にお届けにあがったりと雑用の山〜
水曜日には、作りかけの合子にヒビが入っちゃって、という生徒さんが二人、必死の形相でやってきて。作品の様子を見てヒビの原因を説明しながら焼成のし直し。ま、無事直ったみたいで一安心。
東海伝統工芸展に出品する生徒さんの作品の最後の仕上げもあったしね…

その合間に私も出品のための七宝の絵をデザインして作らなくっちゃならないし、1週間かかってジタバタと3枚ほど植線して、今日から施釉、連休中に形をつけなくては〜
アクセサリーも作っておかなくっちゃ。
サボっていたら、泥沼だわ〜〜

泥沼といえば、ホリエモン君とフジTVも泥沼の様相みたいですね。LBOとかいう、またもや聞きなれない言葉が飛び出して、フジTVの買収を狙っているとか…
なんだかこうなるとマネーゲームなのかしら? ってちょっと腰が引けてしまう。
この結末や、いかに?

今週は、癌で入院した友が手術を受けている。無事に終了したかしら? 離れて心配しているほかはない、というのもつらい話ではあるのだけれど。

先日、片づけをしている時に出てきたアルバム。入院中の主人の写真。やっと冷静に見れるようになった… 今年はもう7回忌。お彼岸だし、お寺にも行って来なくちゃ… その時にお年忌の相談もしてこようかしら。





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 どんでん 2005/03/25

日本放送の株が、ソフトバンク・グループの会社に貸し出されたんですって。で、共同の会社を設立するとか。それで、日本放送経由の、ライブドアのフジTVに対する影響力がなくなった、とか…
ソフトバンクが「ホワイト・ナイト」ってヤツなの??

今回の騒動(?)は、裏技に次ぐ裏技が飛び交って… またまたの「どんでん」
ホリエモン君は、またもや、とんびに油揚げ、になるのかしら?

ま、「どんでん」は常にありうる。こういう問題だけじゃなくて、人生にも常に「どんでん」はありうるわけで。というよりも「どんでん」の連続なのかもしれないし。

でも、今度の件は、私なんかが見ていると、ホリエモン君が出だしで「人間」という生き物を見誤った、という気がするわけで。
極めてファジーな生き物だよ、人間は〜 プライドを傷つけられたら梃子でも動かない、と、どこか、そういう部分がわかっていないんじゃないのか、と。そこいらは若さゆえ、なのか? ある種の世代間戦争なのかもしれませんね…

それに、私なんかが見ると、ネット社会ってのも、まだまだ怪しげで、彼の考える「ネット」の実像って何なのかしら? と、それもちょと疑問符。

確かに理想としては本当にすごい部分があるし、私のささやかなHPのQ&Aなんかだって、それなり、猫の額どころかスズメの額みたいな狭い世界でも双方向に生き生きと動いてることがあるわけで、ちょっと感動することもある。
かといって、有り余る怪しげな「情報と称するもの」に振り回され、無駄に欲望を刺激され続けることもあるわけだし。そのあたりの取捨選択には個人的な責任を持って当たるしかないんだわ。

あはははは、何を書いてるんだか、自分でもわからなくなってきたよ〜〜 (^^ゞ

ところで、昨日は春休み中で時間に余裕がある、と、こーちゃんが来てくださって、そのままになっていたPCのファンの取替えを済ませました。
ファンは買ってきてすぐに私が取り付けてあったんだけど、その後の配線がわからず、ここかしら? と、勝手に差し込んであったものを見ていただいて〜 それはあっていたんだけど、肝心のマザーボードへの配線がしてなかった〜〜 (^^ゞ
私のすることって、こんなもんだわ! どっかにありゃま! というようなミスがある〜

で、ついでに、廃品にした古いPCから取り出してあった20GのHDDを増設してもらって、取り出し忘れていた経理のデータも救い出せたし、100Gでメモリー512。気になっていたファンのやかましい音もすっかり静かになりました!!
それから、新しい方のPCにメモリーも増設しました。
というのも、この間NASAから手に入れた「ワールド・ウィンド」というフリーソフトがメモリー不足で動きが悪かったの〜 おかげでそれも快調に動くようになりました。 これで万全だわ!
お世話になりっぱなしですね〜 毎度毎度、ありがとうございますぅ〜 今度、観桜会のときにしっかりご馳走しなくっちゃ〜〜





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 受賞 2005/03/28

昨日は東海伝統工芸展の研究会がありましたので、朝から名古屋に行ってきました。
その前日が審査で、私は出かけていましたから、審査結果を聞くための電話も出来なくて、初出品の生徒さんの結果が気になって、家に帰ってすぐにその結果だけは本人に電話で確かめて、入選したことがわかってほっ! ま、あとはいいや。私のが落っこちていたら持って帰るだけだわ〜 と、搬出用に大風呂敷だけ持って、朝7時過ぎに家を出ました。

研究会の会場に着いたときにはもう始まっていて…
審査員の方々の講評を隅っこで聞いていたら、幹事長が私のところに見えられて
「クキ、袋の中身は空でいいな?」と、ニヤニヤしながらおっしゃいました。
「はい???」
「おい、電話、こなかったのか?」
「私、昨日は一日でかけていましたもの。」
「バカ! 受賞だぞ! ほら、安藤氏賞だ。中身は空だぞ〜」
「げ そ、そんな〜 めったにあることじゃありませんもの、幹事長のポケットマネーで、3倍、3倍! ということで〜〜〜」
「バカ!」
幹事長は私の頭をぼこっとこづく振りをして、笑いながら行ってしまいました。

びっくり、です〜
実は、今回の出品作は、一昨年、本展に出品して選外になった作品なの。でも、私としてはかなり気に入っているものでしたから、このまま埋もれさせたくないし、と思って出品してみたわけ。
そうしたら受賞… わからないものだわ… 審査員が変わると評価が変わるのは、まぁ、よくある話だけど…

そんな話をしていたら、他の会員の方たちが、今の本展は繋ぎ柄がびっしり、というのが主流だからなぁ、こういうタイプの作品は不利なんだよね。でも、よかったじゃないか〜 おめでとう!! って… 口々に言ってくださって、ありがたいことでした。

夕方、家に帰り着いてからは、一緒に名古屋に行った初入選の諏訪部さんが、他の生徒さんたち何人かに連絡を取ってくれたらしく、あちこちから「先生、おめでとう〜」と電話がかかり。菊川の成毛ちゃんも、結果を心配して電話を下さって受賞を知るととても喜んでくれて〜

私としては、気に入っていた作品が再評価されたことが、何よりうれしいことでした。

この作品に関する「制作日誌」は、ここをクリックしてください。
この、第36回東海伝統工芸展の開催日程は、近いうちに展覧会情報に掲載する予定です。東海4県にお住まいの方は、興味がおありになったらお近くの会場でご覧くださいませ。





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