最終更新日 ; Monday, 30-Jan-2006 19:21:00 JST

2006・1月


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  2006/01/01


港から響き渡る汽笛、そして新年を祝う花火で始まった2006年。
皆様、お正月を如何お過ごしでしょうか?
皆様のご多幸を、心よりお祈り申し上げております!!
いいお正月をおすごしくださいませ〜〜

私はのんびり寝正月〜とばかりに、おせちを突付きながらお雑煮を済ませて長いすでひっくり返ってビデオなぞ見ていると、9時前に近くの消防団の人たちが年始にみえて・・・
着替えだけは済ませていて良かったわ・・・ (^^ゞ

その後ビデオを見終わってから、ずっと気にしていたこのHPの、ローカルでのフォルダをきちんと整える作業に取り掛かり(二つのHPを一つのフォルダで管理するなんてとんでもなくいい加減なことをしていたんですよ。早いうちにちゃんとしないと自分でもわけがわからなくなりそうだったの〜 )
新しくきちんとそれぞれに専用のフォルダを作って、サーバから全てのファイルをダウンロードしたり、転送のためのFTPソフトの設定変更とか、結構時間がかかりました。 あと、ウィルスバスター2006へのバージョンアップとか、忙しくて最近余り開けていない階下のPCの Windows Update とか。たまに使ってあげないとね〜

そうこうしているうちに来客があって、ちょっとおしゃべりして。

と、そんな具合に日ごろ気になりながらも出来なかったことをやりながら、のんびりとした元旦でした。
さて、一段落したわけだしこれから読書タイムとでもいたしましょうか。

昨年は元旦から個展なんかしていたりして、そんな風な年の始まりだったせいか一年中なにやかやと忙しくあわただしく過ぎていきましたが、今年はどんな年が待っているやら。 ちょっと楽しみでもあります〜〜





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  2006/01/06


あっという間にお正月も終わり、明日は七草。
暮からずっと、家にこもりっきりでしたので、昨日は、ちょいと出かけようかと車に乗り込んだら、フロントグラスに溶けかけたカキ氷のようなものが一杯ついていて、あ、雪が降ったんだ〜と辺りを見回すと、道の雪はもう消えておりましたが真下にある農家の屋根にはうっすらと消え残った雪、遠くの山は真っ白・・・

あまりの寒さに暖房効率を上げなくっちゃとばかりにカーテンを閉めていましたから、雪の降っているのに気付かなかったようで。
雪が降るなんてここではめったにない事で、十数年に一度あるかないか。それもいつもは一月も末か二月か。お正月早々に雪なんて、初めてのことではないかしら?

今日も午前中にちらほらと小雪が舞っていました。
あちこちでは大雪とのニュースが流れています。被害もでているとの事で、皆様の地方はいかがでしょう?

お正月気分ともサヨナラして、そろそろ仕事にかからなくちゃと思いながらも、なかなかエンジンがかかりません〜〜(^^ゞ
寒さのせいにしたりして、階下の冷え切った仕事場に行く気にならず、今日もゴロゴロ過ごしちゃいそうです。

   食っちゃ寝の 猫に化けたる 三が日





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 童心 2006/01/08


今日は朝から雲ひとつ無い抜けるような青空が広がって、午前中は布団を干したり洗濯をしたりとバタバタ暮らし、昼前にちょっと散歩にでも行って来ようかしら? と。
考えてみれば、ほとんど運動らしい運動もしていないし・・・ 少しは身体も動かさなくちゃ気が滅入る。

そこで思い立って、どうせなら今週末に中学入試を控えたNちゃんを連れ出そうと電話をしたら、行きます〜〜という返事。
彼女と車で近所の船越公園へ行きました。公園といっても一山が公園になっていて、山あり谷あり大きな池もあり、という場所、かなり歩きでもあるところです。

そこをおしゃべりしながら上ったり下ったり、小1時間歩き回ったあと、アスレティック広場へ。
そこには丸太製の大きなジャングルジム(?)があり、丸太で組んだ壁をロープを頼りに登ったりもできるし、その傍らには長く張ったワイヤーに滑車ですべるタイヤがぶら下がっていて、まるでターザンみたいに滑り降りることが出来る坂があったり。

ね、Nちゃん、あれ、やろうよ。私ね、前からやってみたかったんだけどさ、こんなオバちゃんが一人でやるのはいささか格好が悪いでしょ? 付き合ってよ〜〜
タイヤにぶら下がってターザン気取りで滑り降りるのは気分爽快でした!!
二人でお転婆の限りを尽くして1時間ほど遊びまわり、帰りにはモスバーガーでハンバーガーを食べて戻ってきました。

かつてのお転婆娘はすっかり「昔取った杵柄」で、FBIの訓練生みたいじゃないの! とロープで組まれた高いネットをよじ登ったりして、まるで童心に返っちゃいましたよ〜
でも、帰宅してからはすっかり「年寄りの冷や水」だったみたいでそのまま昼寝を決め込んで。 (^^ゞ

Nちゃんにも、すっかりあきれられちゃったかもね〜〜
でも、本当に楽しい一日でした! 明日、筋肉痛になっていないといいけど・・・ (^^ゞ





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 中高年 2006/01/10


今日はジタバタした一日でした〜

というのも、わが愛車、パジェロ・ミニ、乗り出して丸10年、この3月には11年目の車検を迎えようとする立派な中高年で、寒くなったら具合が悪いこと。

去年の暮から、まず、ブレーキペダルの油切れ、続いてエンスト、バッテリー切れ、ライト切れと、まぁ、不具合の目白押し。
昨日は昨日で朝日カルチャーで4時間ほど駐車場に車を入れておいた後、エンスト気味になるわ、ギアがどこに入っているのかを示すランプは点灯しなくなるわ・・・

こりゃ、やっぱりちゃんと点検しないと、どうも信頼できないな〜 大丈夫だろうかと思いながら車に乗っているのはどうも精神衛生上良くないし、と、あと少しで車検なんだけどそれを待っても居られない、今日、午前中に三菱自動車の整備工場へ持ち込みました。 前日に電話で症状を言ってあったので、すぐに代車を用意してくれて、わが愛車は一泊のメンテナンス、まァ、人間ドックみたいなもんだわ・・・

とにかくメカニックにはからきし弱いユーザーなんだから、ちゃんと見てくださいね! と念を押して代車に乗って帰宅。
やれやれと一休みしていたら電話が入りました。

電話の主は昨年私の作品をお買い上げくださった方。
作品の一部がほんの僅かだけど欠けているような気がする、とのことでした。
名古屋のかたなんだけれど現在は仕事で清水までお見えになっていらっしゃるとのことで、作品も持ってきている、とおっしゃるので、夕方にお会いする約束にして。

欠けた? まさか・・・ とも思ったのですが、4県の会場を巡回して来たものですし、私もそれほど念入りに検品してお渡ししていなかったので、今心配しても仕方が無いし、お見えいただくのを待って、状態を見てからのことだ、と・・・

直しが上手く効く状態だといいけど・・・ などとちょっと気に病んで・・・

で、夕方にお見えになって、恐る恐る見たところ、欠けではなくて、銀泥をつけた所のテクスチャーを欠けと勘違いされていただけでした。ほっ!
で、その技法を丁寧にご説明して、すぐにご納得をいただけて〜〜 よかった〜〜♪
でも、あんなに細かいところを気になさると言うのは、余程ためつすがめつ眺めて愛でて下さっていると言うことなんでしょうから、感謝、感謝ですぅ〜〜

その後、お茶を飲みながら、図柄の椿の話や雪の話なんかをして、お帰りになられました。 なんと、乗っていらっしゃるのはピカピカの黒塗りのベンツ!! おぉ〜〜〜!! わが“中高年”車とは大違いだ!! (^^ゞ

さて、これから夕飯です。今日は子供たちのお教室はない日なんですけど、明日から休み明けのテストを控えた楓ちゃんが行ってもいい? と言っているので急遽今夜も仕事〜〜

今日は早寝するぞ・・・ 何しろ車同様、このユーザーも立派な中高年なんだから、一日ジタバタですっかり疲れたわ〜





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 我が愛車 2006/01/11


夕方に我が愛車が戻ってきました。おぉ〜〜我が相棒よ! ってな感じです。
不調の原因は、ISCサーボと言う部品のせいだったんですって。
ISCサーボって、なんじゃらほい? と言うわけで、とりあえずネットで検索してみたんだわ。

“ISCサーボとはスロットルバルブにバイパスを設け、そこを通る空気の量をステッピングモーターで制御してアイドリング回転数を調整しているもの”と書いてあったんだけど、さっぱりわからん・・・
でも、そのまま無理して乗っていると「最悪の場合ECUを壊してしまう事があります」なんですって。ECU?? これもわからん・・・

あはははは 何をどう調べたところでわからないことだらけだ〜
でも、修理の人が言うには、そのまま放っておいてECUが壊れると、6〜7万は余分にかかるところでした、と言っていたからISCサーボの交換で¥29000で済んだのは幸いだったのでしょう〜♪
何でも早め早めの処置ですねぇ〜

で、少し近所を走り回ってみました。
ちょっと気になっていたエンジン音もすっかり元に戻っていて、ゴキゲン!! これなら遠出も大丈夫だな、って感じです。
やっぱり、エンジン音が変わったなとか、感じることがある時は徹底して検査してもらった方がいいのでしょうね。何しろ、立派な中高年(もしかしたら老年?)なんですもん!

さて、目指せ、走行距離15万キロ! ちゃんと気遣いながら、我が相棒と中高年同士、がんばらなくっちゃね〜 (^^ゞ





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 詐欺 2006/01/13


お正月早々だと言うのに、ついに私のところにもやってきました〜最終通知書!
タイトルは「消費料金未納分訴訟最終通知書」などと、長々しくて。ご丁寧にそれらしく管理コードなる番号も右隅にふってある。

差出人はなんと、法務局共同管理センターだって。未納されました民法指定消費料金について(中略)民事訴訟として訴状の提出をされましたことをご通知致します、だって〜 だからすぐに訴訟および裁判の取り下げの相談に乗るから電話しろって書いてあるのよ。 書いてある住所は台東区なのに投函は越谷だ・・・ 面白かったから、ネットの地図で検索しちゃったんだけど、書いてある住所に官公庁・公共施設はなかったよ〜ん。することがいくらなんでもちょっと杜撰なんじゃないの?

それに、もう大笑いです。だって、これってローンの未払いって事でしょう? 組んでもいないローンを未払い?? 私、いつもニコニコ現金払いの人なんだけど〜 その上、私、法律上は亡くなった主人の姓を使っているわけで、送られてきたあて先は仕事で使っている旧姓なんだもの。これって法律上は存在しない名前だよ〜 この名前で高額のローンを組むことは出来ませんってーの!! 印鑑証明だって取れないもの。
それに、前段階も踏まずに突然「最終」って事は、いくらなんでもないでしょうよ〜

けれど、一応念のため、ここの法務局の支所に電話して、台東区東上野に法務局の共同管理センターってあるんですか? と確かめましたけど。だって、勝手にありもしないローンの未払いを捏造されて本当に訴えられてたりしたらいやですもん。そういうケースもあるって聞いたことがあるし・・・

でも、もしも本当に未払いのローンがあったりしてやましかったら慌てちゃうかも?

ニュースによると大雪でお困りのお宅に、雪下ろしをしますって、法外な料金を請求する人も現れているそうです。
家に居ると、市役所の方から下水の点検に来ました、と言って怪しげなのがやって来て、下水管の掃除をしませんか? 格安で致しますよ、とか。
この間は、友人のところに彼女の息子を装った「オレオレ詐欺電話」が入ったりしました。こんな田舎まで・・・
お金になると思えば平気でこんなことをする人が大分増えているんでしょうね。

全く、何ということでしょう。私の周りだけでも他にもヘンな電話や葉書が来たと言う人が数人います。世の中悪人だらけ??? 昨日もどこかで何百万円も騙し取られそうになった人がいたとか、ニュースでやっていたそうです。ま、騙し取られようにも、逆さに振ってもそもそもそのお金そのものがないんだから私の場合は安心なんだけどね。 (^^ゞ

いやな世の中になったものです。おちおちボケてもいられないや・・・ 最近ちょっとボケぎみだから、気をつけなくっちゃ〜





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 ライブドアショック 2006/01/18


16日のライブドアへの証券取引法違反容疑による強制捜索から始まって、証券市場は「ライブドアショック」 東証では売り注文が殺到して処理不能になるとの予測から2時40分ころ取引停止になったそうです。

今のニュースでは外国でも株価が下がっているとか・・・ まァ、大変なことになっているわけで。

個人的に言えば、ホリエモンの胡散臭さは最初からどうもね・・・
プロ野球への参入を申し出たあたりから始まってのあの露出度は一体何なの? 選挙や宇宙事業なんかをブチあげて、そのたびにマスコミでは大騒ぎ。時代の寵児として、この人はどこかで常に顔を露出していないといられない人なのかしら、と思っていたのだけれど、こうなるとその露出過剰ぶりも経営戦略の一つだったのね〜と、改めて思った次第で・・・
そう考えればそれはそれなりにすごいことだ。実体のないものを、あたかもあるように見せかけるんだから。

その急成長する時代の寵児ぶりに惹かれて、株の分割後に個人投資家やデートレーダーを集めたんでしょうけれど、個人投資家ゆえにこうなるとやはり売りは殺到するわよね・・・投資と言うよりも意識は投機なんでしょうしね。

やっぱりマネーゲーム。個人投資家といっても、本来の投資とは根本的に意識が違うような気がする。健全な投資なんて、今の世の中じゃ全くのところ時代遅れなのかもしれないけれど、意識が投機であれば慌てふためいて市場が乱高下しても何の不思議はない。
どこかの証券会社ではライブドア関連の株の担保価値は0円として扱うと言ったとか。その株を担保に信用取引をしていたりしたら、それこそ大変なことになっちゃうわけで・・・

昨日は、この事件や耐震疑惑の小嶋社長の国会喚問、宮崎勤の死刑判決とニュースが山盛りで、どれも極めて深刻な問題に他ならないのだけれど、やはり一番気になるのはこのニュースでした。

市場はいつごろ回復できるのかしらね?? 世界の市場における日本の信用問題もあるのだろうし、何だか、とても怖い話ではあります。
私は全くのところ株をやっているわけではないから何の損害もないのだけれど、この怖さは・・・ しばらくはライブドアフリークになりそうだわ・・・





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 前提としての信頼 2006/01/


子供の頃、よく親から「李下に冠を正さず、瓜田に履を脱がず」と聞かされ続けて来ました。
疑われても釈明しづらいような行動を取るんじゃない、一度失った信頼は容易に取り戻せるものではないのだから、と。他人様から寄せていただける「信頼」は、金では買えない本当に大切なものなんだよ、と。耳にタコが出来るほど聞かされたその言葉はなんとなく骨身に染み付いて、他人の目があろうがなかろうが自分を律する基盤になっているような気がします。

で、このところの社会の動き・・・
他者に対して、全くのところ前提としての信頼を置くわけには行かなくなっているのかもしれませんね。
耐震疑惑・ライブドアショック・東証の、システムダウンの恐れからの時間内の取引停止、これらはいわゆる「プロ」への信頼、世界の中で言えば「日本」そのものの信頼を、根底から揺るがせたわけだし、親族間で多発する殺人事件、或いは幼児誘拐殺人事件なんかは自分以外の他者への信頼を揺るがせた。

法の不備を衝いておきた事件だからと、常にその都度法整備が叫ばれ、改正したところで再びその盲点が衝かれ、全くのところ「いたちごっこ」だ。
性悪説に立てば人は限りなく孤独のスパイラルに押し込められて行くしかないわけで。
子供たちを守るために、と、通学路の自動販売機に防犯カメラを置いて、子供の位置をGPSで確認できるような取り組みも始まっているとか・・・ 寄り道も出来ない人生なんて、ね・・・ 失われるものが大きすぎる。関わる他人が少ないと言うことはすなわち思考の領域が狭くなると言うことに通じてしまう。

不登校だったNちゃんが、中学入試合格を機に、毎日とはいかないけど時々学校へ行くようになった。
一昨日、卒業アルバムに載せる作文やら、書き込み用の原稿を書くためにもらった原稿用紙を抱えて私のところへやってきた。作文は「面倒だけどがんばる」と言う題でなかなか上手にその心情と未来への意欲をつづっていたんだけど、「クラスの思い出」と「先生への一言」と言うほんの数行の書き込みが全く書けない・・・ 本当の心情を書くわけにはいかないという思いもあるんだろう。
散々グズグズした挙句、やっぱり無難にやり過ごそうと思いを定めたらしく、クラスの思い出には「運動会が楽しかった」 先生への一言には「ありがとう」と書いて、私に見せた後で「私、本当はこんなことは書きたくないの」と涙ぐんでしまった。

これもある種の信頼喪失なんだろうな・・・ 子供に対して、どんなにシンドくてもフェアであり続けると言う姿勢を見せ続けること、その点に関しては決して裏切らないということは実際のところ至難の業だけど、関わる以上はそのことだけは自分に課していかないと・・・
やはり教育は哲学の問題だ・・・ 世間はともかく、自分だけはこうあらねばならないという基盤に立ち続けないといけないし、またそれこそが子供に見せるべき愛情の形なのだろうと思っているわけで。 
子供は未来そのものなんだもんね・・・ しんどいこっちゃ。





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 瓦解 2006/01/23


先ほど、堀江氏が逮捕されたようです。
オウムの麻原以来じゃないのかしら? 拘置所への移送車列のヘリコプターでの追跡なんて・・・
果たしてここまでする必要があるのかしら? 単に「他人の不幸は蜜の味」って感じなのかしらとも思ったりするけれど。
マスコミも、ありったけ無責任に持ち上げておいて、持ち上げた分だけ勢いをつけて引き摺り下ろすんだろうな。ま、驚くほどのことではない、いつものことだ。

この一週間、堀江氏に関しては「瓦解」と言う表現がぴったり当てはまるような騒ぎでした。
何はともあれ、あまりの勢いで凋落していく人を見るのはそれはそれで酷い気がします。今まで絶頂期にあればこそ、奈落の底を痛切に感じているだろう・・・と。

一挙に噴出してきた様々な事件の根は、みな同じみたいな気がしています・・・





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 バブル 2006/01/24


ライブドアの堀江氏が逮捕されて以来、TVでは様々な「ホリエモン語録」が飛び交っていますね。
「25歳を過ぎた女は産業廃棄物」「人間はお金を見ると豹変します。豹変する瞬間が面白いのです」とか、「下積みの苦労が人間を鍛えるなんて嘘、嘘!」とかね。まぁTV局も良く調べたもので、笑っちゃうよ〜〜
その中でも一番有名(?)なのは「人の心は金で買えます。」って言うのらしい。

で、思い出したことがあるの。バブルの最中だったんじゃないかと思うんだけれど、「金のないのは首がないのと同じ」って言葉が流行った。
この言葉がもてはやされた辺りから男たちはどんどん元気がなくなってしまったような気がしているの。そりゃそうだよね、そう言われてしまえば、まっとうな男たちは全くのところ首がなくてごめんなさいと言うしかないわけで・・・
で、怪しげな男たちばかりがやたらに目立って元気だったような。

考えてみたら、彼らはその最中に少年期や青春時代を送ってるんだよね。
私なんか、そのころはもう既にすっかり育ちあがっていたから、怪しげな男たちに対しては素直に怪しげだと感じ、遥か遠ざかって奇妙なものを見るように眺めているにとどまっていたわけだけれど彼らはそうは行かなかったんだろうな。彼らが堂々と「人の心は金で買えます。」と言い放つのもこりゃ自然な成り行きかもしれない。
所詮、良くも悪くも、人は時代とかけ離れて自己形成をするわけにはいかないんだから。

何だか、しきりにそんなことを考えています。「自分」が考えているつもりでいても、結局のところ「時代」に振り回されてるだけってこともあるわな・・・と。
そのことがちょっと怖くもあるわけで。





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 モーツァルトの誕生日 2006/01/27


今日はモーツァルトの誕生日です。
先週は私の誕生日でした! 57歳になった途端に、一昨日は桜海老のかき揚を食べて、消化できずに血圧が下がって脳貧血を起こしてぶっ倒れちゃいました! あはははは、何という57歳の始まり方だ〜〜
なんて、それは全く関係ない話なんですけどね〜 (^^ゞ

今年は生誕250年とかでモーツァルトの全集とか、まァ、クラシック界も珍しく賑やからしくて、3000円くらいのボックスセットもオリコンチャートに登場しているようですしNHKのBS放送でもモーツァルトの特集が組まれているみたいです。

若いころはモーツァルトはあまり聴かなかったんです。でも、当時から何となく中年過ぎたら聴くんだろうなという予感がありました。その予感が的中して最近はよく聴いています。
モーツァルトは明るいとか、癒しに満ちているとか言われますけど、私には何となく孤独な哀しみがその根底に流れているような気がしてなりません。時代を追い抜いてしまったものの孤独なのかしらね。
生誕日を祝って、ブルーノ・ワルター指揮の4枚組CDを注文しちゃいました〜 (^^ゞ

などと書いていると、三島の佐野美術館から電話が入って、なんと、今年4月〜5月に富本憲吉特別展が開催されて、その会場で「模様を作る」と言う付帯行事としてゴールデンウィーク中に3日ほど講習会をやって欲しいと・・・
陶芸だとその場で作品の持ち帰りが出来ないので、焼き物と言う点では共通性があるしと言うことで私に白羽の矢が立ったらしいんですけど。

富本憲吉展での付帯行事としての講習会なんて、まことに光栄ながら、私でいいのかしら??? 何だか緊張しちゃいますわ・・・ドキドキ・・・
全くの素人さんたち対象ですから、短時間で出来て見栄えのいい技法を考えておかなくっちゃ・・・





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 空っぽ 2006/01/28


このところTVではライブドア事件で持ちきりの様相を呈しています。したがって、堀江容疑者の映像もほとんど同じようなものが繰り返し繰り返し流されていて、それを見ているうちにあることに気付きました。

そこに写っている彼の表情は全くのところ空虚そのものだ・・・内に広がる巨大な空虚を持て余していたのかしら? って。

なにものでもないと言う空虚感。それは誰しもが感じるある種の焦りに満ちた感覚で、人はそれを何かしらで埋めようとする。ある者は仕事で、またある者は家庭で或いは恋で・・・遊びや趣味かもしれないし、持っている金の多寡を競うこと、或いはブランド品を買い漁ることかもしれないのだが、まァありとあらゆることで人はそれを埋め尽くそうとして足掻いているような気がするわけだ。
ある種の存在証明を希求する思い。

でも、その空虚さと言うものは恐らくは決して埋まらないだろう、と、唯一そこに立脚しなければ深みにはまる。永遠に埋まるものではない、内に広がるブラックホールは、立ち止まりあるがままに受け止めるしかないわけだ。

彼の行動を考えてみると、いつでも息せき切って「此処ではない何処か」を追い求めていたような空虚な寂しさを感じてしまう。此処ではない、此処も違う、「何処かしらにあるはずの絶対的な満足」或いは「絶対的な容認」

かつてオウムにのめりこんだ若者たちもそうだったのかも知れない・・・

私も含めて現代人はいつだって欲張りだ。手に入ったものには興味を失い、次々と「これではない何か」を追い求める。そこから始まる無限の孤独の連鎖・・・
今の自分の居場所にしっかりと両足を踏まえて、辛抱強く育てていくことでしか手に入らないものもある。かといって、それで内なる空虚が埋まるわけでもないが・・・ 次々と渡り歩くよりは幾分かマシだろう・・・

スポーツマンがもてはやされるのもわかるような気がする。テープを切ったものが一番。点数を沢山取った方が勝ち。極めてわかりやすいレッテル・・・
そういった意味で「時価総額世界一」と言う極めつけのわかりやすさでブラックホールを埋めたかったんだろうか・・・

ライブドアがこの先どうなるのだろうかと言うこと、或いは、この事件の裏側にどのような闇が広がっているのだろうかと言うこと、それより何より私には、この堀江貴文という一人の青年の裏側に隠された哀しみのようなものの方に興味を引かれている。





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 講習 2006/01/30


今日は、5月の連休中に予定されている、佐野美術館での講習の打ち合わせでした。 有線七宝をイメージされていると困るなぁ、と思って心配していたのですが、案の定、銀線で模様を作る事を想定なさっていたみたいで・・・

昔、林電工の工芸部で有線七宝の講習をしたことは何度かあるのですが、参加者は皆さんベテランばかり、ご自分でお教室を開いていらっしゃったり公民館で講師をしているような方ばかりで、あの時の講習会は初心者はお断りしており、その上、朝9時から夕方4時までが講習時間で・・・ などということをご説明して、ついでに銀線と有線用のピンセットもお見せして、とてもじゃないけど有線で模様を作るなんて初めて七宝をされる方では仕上がるものではないことをご了解いただきました〜〜(汗)

で、こちらにあるアクセサリーをお見せして、そのうちの、初心者にも出来て充分に身に着けても素敵に見えるもの、ある程度デザインをしていただきながらも3時間という講習の時間内に余裕で完成するものを選んでいただきました。ほっ・・・

その説明のために手持ちのアクセサリーをご覧いただいたわけですけど、それを作家ものとして美術館のお土産コーナーに置きたいがどうだろうかということになり、20個ほど持っていかれちゃいました。
あらら、3月のyuuちゃんとのふたり展のアクセサリーも、追加を作らなくっちゃいけなくなっちゃった・・・
まぁ、でも、置いてくださるというのはとてもありがたいことですから〜〜 (^^)

そんなこんなで2時間ほど、結構楽しくおしゃべりしちゃいました!

話は変わりますが、実は、昨日から腰痛なの〜 といっても、痛いのは仙骨の辺りで、ぎっくり腰と言うわけじゃないんだけれど。その証拠に曲げても伸ばしても腰椎は痛くないのよね。多分、車の乗りすぎ、或いはPCの前に座りすぎかな??
座っていて立ち上がるときに、イテテテ・・・ 歩き出しちゃえば大丈夫なんだけど。

もしかしたら風邪っぽいのかも・・・ 最近、風邪の前駆症状で腰痛・目の痛みってことが多いのよね。おかしいなぁと思っていると風邪の症状が出るってことが多くて。
今日の静岡は気温22度! からだがこの気温の上下についてこないんだ。歳だなぁ・・・

早く治さなくっちゃ〜と思って、ベルトつきの蒸気温熱パワーっていう貼り薬を買ってきたのはいいけれど、いざ使おうと思って箱を見たら間違えてウェスト95〜125センチのLサイズを買ってきちゃってる〜
げ、お尻だって83センチしかないんだからこれじゃぁお尻にも止まってないや〜 アホや〜!! 明日、交換に行って来なくっちゃ・・・





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