最終更新日 ; Tuesday, 28-Feb-2006 20:29:00 JST

2006・3月


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 豹変 2006/03/01


ここ数ヶ月色々な事件があって、豹変する男たちを何度かTVで見ましたけれど・・・

あまりの豹変ぶりは見ているだけで恥ずかしいし見苦しい。
ヒューザーの社長さん、東横インの社長さん・・・
槍玉に上がった問題のシーンはそれぞれTVニュースやら国会中継やらで見ているのだけれど、そのたびに、アナタ、こんな態度で発言して大丈夫なの? 明日からは大騒ぎで突付かれちゃうでしょうに・・・ っていつも思ってたわけで、翌日になると案の定だ。
で、しばらくするとまるで青菜に塩みたいに豹変しての謝罪会見が始まって。

いずれは当然のことバレるに決まっていることをしでかす神経もわからないけれど、バレた直後の態度の傲慢さに比例して豹変した後の見苦しさが際立って、この人は余程他人を舐めてかかっているのだろうな・・・と。この程度ならバレやしない、バレたら殊勝に見える謝り方をしておけば済んじゃうかな、って。他人の反応なんて想像しないのかしら?

で、今回の議員さん。
豹変できなかったのは若さのせいかしら? 懲罰動議が出るかもしれないんだって〜
まぁ、知り合ってからたった1年しか経っていない他人を手放しで信用するって言い張り続けるのもねぇ・・・ なんだか子供っぽく未練がましい見苦しさだ。

まぁまぁ、大の男が揃いも揃って何てこった・・・ 美意識のかけらも持ってないから自分で自分の首を絞めちゃうんだ・・・

「国家の品格」という本がベストセラーになっているのだそうです。読んでいないから何とも言えないのだけれど、「国家の・・・」というより以前に「自分の品格」を考えなくっちゃ。
とにかくここの所「品下がった」大人が登場しすぎですわ。日本人でいる事そのものがいやになってくる位だ。

ま、他人がともかく、「自分の品格」が下がらないように日々暮らして生きたいものだと思っているわけで・・・ 「品格」とは己を知り、他人を気遣ってきちんと生きることに他ならないんでしょうね・・・ それはそれであまりに難しいことなのでしょうが、そこのところは「武士は食わねど高楊枝」ってところで潔く一線を踏み外さないように、恨みがましくならないように、豹変しないで済むように踏ん張り続けるしかないのかな??
良きにつけ、悪しきにつけ、豹変してしまう自分なんて全くのところ許しがたいよ・・・

さて、腹減った。朝飯食わなくっちゃ高楊枝とはまいりませんわ〜 (^^ゞ





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 搬入の準備 2006/03/03


明日は修善寺での「ふたり展」の搬入で朝から伊豆に出かけます。

今日はお教室で、生徒さんの、東海展に出品する作品の仕上げやら、4月のアトリエ展の出品作の仕上げやらでジタバタして、それが終わってから「ふたり展」のための額装を頼んであったので額縁屋さんまで受け取りに行って、毎度の事ながらの大車輪でした。

帰ってきてから、明日の朝が楽なように、全ての荷物を車に積み込んで、これで落ちはないかしら?
明日は、搬入が終わったら、yuuちゃんと何処か温泉にでもつかって、美味しいものでも食べてきますわ〜〜





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 ドジ踏んじゃった! 2006/03/04


昨日は修善寺の搬入でした。
前日にTVで、河津桜が見ごろ、修善寺の梅林も見ごろとのニュースが流れたのと、朝から青空が広がっていたのとで、こりゃヤバい、道も込むに違いないと、思っていたよりも1時間ほど早い9時半に家を出発しました。

時間が余れば修善寺の町でも散策して時間をつぶしてもいいし、と思っていたのですが、心配はドンぴしゃりと当たって、沼津からの渋滞で、普段は1時間半ほどでいける距離なのですが修善寺についたのは12時過ぎ・・・ なんと2時間半もかかってしまいました。
と、用意周到で上等だったのはここまでの話。
とにかく食いっぱぐれちゃ大変と待ち合わせていた修善寺総合会館前の料理屋に飛び込んで、名物の「黒米」料理を食していたらyuuちゃんからの電話がケイタイに入って、デザートの黒米羊羹を噛み噛みごっくんと飲み込んで会場へ〜〜

ご挨拶を済ませてから、飾りつけ開始。といっても二人とも飾りつけは慣れていますから結構テキパキと・・・まず壁面に絵を飾ってしまい、それから立体です。

とりあえず桐箱を開けて作品を出してと作業していて、何個目かの硝子胎の箱を空けたら・・・ げ! 空っぽだ・・・ あ、そういえばこの作品、この間、中身を出して玄関の飾り棚に入れたっけ・・・ なんてこった〜 空箱、持ってきちまった!!

それに対してyuuちゃん曰く 「別にびっくりしません・・・」 だと!!
ま、一個くらい少なくってもいいやな・・・
その叫び声と私たちの会話を聞いたとたんに、側にいた画廊のオーナーはそそくさと奥へ引っ込み・・・(武士の情けで聞かぬ振りをしてくれたんだろうか? それとも???)

飾り付けを全部終わって、それぞれの作品にキャプションをつけ始めたら・・・
げ! 私のキャプション、一個足りない! 二人分のキャプション、作ったのは私・・・ でも忘れたのがyuuちゃんのでなくて良かったよ・・・
で、一つだけは手書きのキャプションと相成ってその場でイジイジと書いて貼り、そうなるとyuuちゃん、ほとほとあきれ果てて返事もしてくれないや〜〜

全部終わってから、小声で「あのさー 私、デジカメ忘れてきちゃったんだけど、yuuちゃん、写真撮って添付してくれない? HPに載せたいし〜」
「・・・・・・私も忘れてきました・・・・・・」
「・・・・・・」

ぎゃははははは ドジは私だけじゃなかった〜 よかった!! ・・・のか、悪かったのか・・・ ま、近々彼女が撮って添付してくれるんじゃないかなぁ? そうしたらHPに載せますね〜♪

そんなこんなのジタバタが終わったのが3時半。それから二人で近所の日帰り温泉に立ち寄ったんですけど、車2台を連ねて私の方が先頭で走って、入り口を見落として通り過ぎちまった〜 (^^ゞ
で、横道から裏を廻って何とか辿り着き、面目ねぇ〜〜

お風呂に入って、二人とも車ですからさびしくノンアルコールのビールで乾杯。夕食を食べて7時ころまで遊んで。帰り道も結構な混雑で帰宅は9時近く。くたびれきって、そのまま寝床へもぐりこんでしまいました。





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 デッサン 2006/03/07


いろんなことが一挙に片付いて日曜日は一日ゆっくりと休み、昨日の午後、やっと本展の作品制作の準備に動き出す気になって、画材を探しに花屋へ出かけました。

買ってきたのは名前を忘れちゃったけど桜草の類の白い花の鉢植えと辛夷を2枝。
デザインに使うかどうかはまだわからないのだけれど気に入ったからデッサンだけしておこうかしら、と。
庭の片隅に伸び始めた羊歯の芽も描いてみるとデザイン的には面白いかも知れないし。

辛夷のほうはまだ蕾も苞をかぶっていますから花瓶に挿して、これは開き始めたら何日かに渡って散るまでを描くつもり。
で、今日はまず鉢植えの方から〜
朝から3枚ほど描いて、描きにくいような花じゃないのだけれど、まぁ久しぶりのデッサンですし、眼鏡をかけての仕事ですから、肩凝っちゃった!

ま、しばらくはデッサンを続ける予定です。

明日は和ちゃんと一緒に朝から映画に行く約束をしました。
カルロス・サウラ監督のフラメンコのドキュメンタリー「イベリア・魂のフラメンコ」
出演はサラ・バラス、ホセ・アントニオ、アイーダ・ゴメスとか第一級のメンバーだし、エンリケ・モレンテなんてカンタオール(男性フラメンコ歌手)も出るらしいの。楽しみです〜





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 去るものは 2006/03/12


数年ほど前からウチに通ってくる野良猫がいる。ぶっちゃんと名付けて、顔が会えばエサを食べさせている。
翔太には尿路結石の持病があるので薬餌療法を続けていて、従ってぶっちゃん用にはホームセンターで缶詰を購入して、いつも切らさないようにしてあるわけだ。
来始めたころはちょうど子猫から大人へ変わるころだったのだろう、毎日のようにエサをねだりに来ていたが、このところは1週間か10日に一度くらい、忘れかけたころにひょこっと顔を出す。

きっと用心深い性格なのだろう、これだけ長い間関わっても決して背中すら触らせようとはしない。ぶっちゃんにだってぶっちゃんの生き方や意志があるのだから、私が感情のままにいやがる何かを強制するなんてやっぱりしちゃいけないことだ、人間関係と同じようなものだろう、と、思っている。

たまたま顔があった時に、ぶっちゃん、ご飯食べる? と呼びかけると黙って近くまで寄ってきてエサが出るのをおとなしく座って待ち、食べ終わると帰っていく、と、そんな関わりが数年続いているわけだ。

そのぶっちゃんが先月の中頃にやってきたとき、右耳の付け根に傷のようなものがあった。 おや、ぶっちゃん、猫の恋で名誉の負傷なの? 傷薬をつけてやろうとしたけどつけさせない。まぁ、膿むかも知れないけど、体力つけておけば大丈夫、クリアできるよ、と、エサをたっぷり、ついでにマタタビの粉をトッピングしてやって。

次にやってきたのが今月の初めだった。
その時には、傷だと思ったところは傷じゃなくて皮膚病らしい様相を呈していて、頭の半分にまで広がって毛が抜けている。かなり痒いのかかきむしったような傷があちこちについていて・・・
あらら、ぶっちゃん、これは傷じゃなくて疥癬かもしれないね。
ところが捕まらないし薬もつけさせない。余り追い掛け回して怖がらせればエサを食べにすら来なくなっちゃうだろうし。
で、翔太の主治医に相談して、本当は注射するんですが注射液を飲ませても効果はあります、とのことだったからそれをいただいてきたわけだが・・・

以来、まだぶっちゃんは来ない。注射液は冷蔵庫で保管してある。
痒さのストレスから死んでしまうこともあります、などと医者に言われたので気になって仕方がないのだけれど、こればかりはどうしようもない。

後はぶっちゃんと私のご縁が、どのくらいあったか、だな。ご縁がある猫だったらそのうちにやってきて薬入りのエサを食べるだろう。ご縁のない猫だったらこのままになってしまうのだろう。と、そんなことを考えている。

ま、関わりはご縁。去るものは追わず、来るものは拒まず。それは私の生涯を通しての信条でもあるわけで人間関係とも同じことだ。全てお互いの意志の問題なのだから。

ぶっちゃん、あんたを束縛しようなんて思っているわけじゃない、あんたの自由はちゃんと尊重してるのだから早いところ薬だけ飲みにいらっしゃいよね。私は誰をもその意志に反して束縛するつもりなんて持ってはいないんだから。
でもまぁ、願わくば、遠くはなれたところででも、元気にやっていてくれることを願うしかないのかしらね。元気にやっていてくれればそれでいいんだけどね。





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 ぶっちゃん その後 2006/03/18


目覚めると青空! 午後からは天気が崩れるという予報でしたから、起き抜けにバタバタと布団を干して洗濯モノも干して、午前中に東海伝統工芸展に出品する作品の覆輪(口に巻いてある銀)を艶消しにするために「砂打ち」をしたり、いぶしたりと2時間ほどの作業をして。

11時近くに布団を取り込もうとベランダで布団を叩いたりしていたら、庭でぶっちゃんがウロウロしているのを発見!
思わずベランダから「ぶっちゃん、どうしてたのよ〜 心配してたんだよ!」と身を乗り出して叫び、ぶっちゃんと目が合ったから布団の取り込みは中止して缶詰をあけて、半分だけ器に入れて、冷蔵庫に保管してあった薬液を振り掛けて〜

庭に下りていったら、ぶっちゃんはじっと待っていました。

あらら、やっぱりひどくしちゃったのね。
この間は頭の半分程度だった疥癬が、頭全体と肩の辺りまで広がってる・・・ はげちゃびんじゃないの・・・
早く来ないからよ。随分心配してたのよ。こんなにハゲちゃって痒いでしょう?
などと声をかけながらエサを差し出すと、ガツガツと食べ始めた。
とにかくお薬のかかっているエサは綺麗に食べないとね。それを食べ終わったら残りを入れてあげるからね。

薬入りを食べ残されては困ると思ったのだけれどそれは杞憂ってヤツで、薬入りは器を舐めるように綺麗にぺろりと平らげて、残りの半分も食べ始めている。
これで効き目が出てくるといいね。2週間後にもう一回、お薬だってお医者様がおっしゃってたからね、またいらっしゃいよ、ちゃんとお薬はもらってきておくからね。

1週間ぶりだわ。でもよかった、ハゲてはいてもそれほど弱っている風でもないし、やっぱり野良はさすがに根性が座ってるわ〜などと、妙に感心したりして。

あーー、今日はいい日でした。一つだけ、心配が減ったもの!

明日は朝から和と一緒に修善寺です。「根治苦笑」の無休さんが来てくださるんですって。無休さんはyuuちゃんが修善寺駅まで迎えに行ってくれることになっています。ま、4人で楽しい一日になりそうです〜





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 今年の東海伝統工芸展 2006/03/28


25日に今年の東海伝統工芸展の入選発表がありました。26日は研究会だったのですが、私もyuuちゃんもいささか過労気味でくたばりそうだったから欠席しちゃって・・・

25日には電話で本人にのみ入落の問い合わせに応じていただけるので、その日に私とyuuちゃんの分の入選はわかっていたのですが、後、出品した生徒さんが二人いて、問い合わせをしていない人もおり結果がわからず、ようやく本日私を含めて出品者4人全員の入選が判明、ほっとしているところです。
Sさんはこれで去年に引き続き2回目の入選ですから研究会員の資格が得られますし、Oさんは初出品で初入選でした!

ま、実のところ、一番ヤバかったのは多分間違いなく私なんですけどね〜〜 (^^ゞ

さて、これであとは来週搬入のお教室展。弾みがついたところでもう一息がんばらなくっちゃ!
 それが終わったら、ゴールデンウィーク中の佐野美術館の講習の準備とあとは本展の作品作り。今年の上半期も結局のところ休む暇なしですわ・・・

今週金曜日には「ふたり展」の搬出でまたまた修善寺です。yuuちゃんと搬出後にはのんびり祝杯でもあげてきます〜〜





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