最終更新日 ; Friday, 28-Nov-2003 00:00:00 JST

2003・11月


to top. to the last month.


 連休 2003/11/03


11月はじめの連休、如何お過ごしでしたか?

私、昨日は、朝から伊豆へ樋村允彦氏の個展を見に行ってきました.行きはやはり連休のせいか、道も混んで2時間半かかりましたけど、テープでモーツァルトを聞きながら、日差しが一杯のぽかぽか陽気でしたからさほど渋滞も苦にもならずに.

yuuちゃんの家でお昼をご馳走になって、池田二十世紀美術館へ.画廊レジェで、お茶をいただきながら作品を拝見して、それから一碧湖美術館へ回り、陶版画展も見てきました.一碧湖美術館の所蔵品の、マイセンなどの磁器に絵付けしたもので、その細密な描画には、本当にびっくりでした〜〜来年1月20日まで開催されているようです.それまでに伊豆へ行くことがあれば、是非一見の価値がありますよ〜〜

その後、yuuちゃんと一緒に中華で夕ご飯.それがまた、めっぽう美味しいお店でした.住宅街の中にあって、普通の家をそのままにお店にしているの.60代はじめと思しきご夫婦で、珍しいことに奥様が厨房で、ご主人様がお運びさん.
なかなか愛嬌タップリのお運びさんでございました!

そんなこんなで、伊豆を出たのが9時半.帰りは真っ暗な山道、他にはめったに走っている車もなくて、ちょっと薄気味悪いようでしたが、所要時間は1時間45分で帰り着きました!

暖かくて、いいお天気でしたから、タップリ一碧湖畔も散歩したし、本当に気持ちのいい一日を過ごしました.久しぶりの伊豆の道でしたが、やっと今回は往復ともに道を間違えることもなくて、良かった・・・もっとも、もう5〜6回になるんだから、いくらなんでも当たり前ですけどね.(^^ゞ





to this top



 近頃、思うこと 2003/11/04


親が子を殺し 子が親を殺す
妻が夫を刺し 夫が妻殺しを見知らぬ他人に依頼する
毎日毎日 どこかで見知らぬ家族たちは憎みあい 殺しあっているのだろうか

家族を持たない私は どこか呆然とワイドショーのTV画面を眺め 家族を持たないことが幸せなのだとでも言うのだろうかと 考えたりもする

家庭崩壊が叫ばれ始めて どのくらいの時が流れたのだろう
一体 何が終わって 何が始まったというのだろう

蜘蛛一匹 殺せやしない私の耳には 時折 殺す側 殺される側と その双方のやり場のない悲しみの叫び声が 聞こえてくるような気さえすることがある

自分自身が 掛け違えてしまったボタンのようなものだとは 思わないのだろうか
掛け違えたボタンは、最初のひとつから掛け直すしかないと思わないのだろうか
所詮、人は最初から最後まで孤独なものだ それは自明の理とでもいうべきものだよ だから他人と関わりたいのじゃないか 関わった相手を大切にしたいんじゃないのか
埋められない孤独を人にぶつけて 何になる・・・踏みとどまって耐えなければ至ることの出来ない場所もある.


ウチにやってくる中学生たちが、時々、こんなこと勉強して何の役に立つの? と 真顔で私に問い掛けることがある.何の役にもたたないじゃん、と

「じゃぁさ、図形の証明のことを考えてみようよ
この図形が平行四辺形であるかどうかが証明できたところで、確かに人生には何の役にも立たないかもしれない.
でもね、これを証明するためには、例えば平行四辺形の性質を知らなくてはならないよね.二組の対辺が平行である、とか、二組の対角がそれぞれ等しい、対角線が互いに他をニ等分するとかね.
次に、そのうちのどれを使えば証明することができるのかを考えるわけでしょう?
そのためには、仮定として何が使えるのか、問題をちゃんと読むよね.
この角とこの角が等しければいいな、と思っても、使えない場合もあるわけでしょう? 勝手に使うわけには行かない、それを使っても良いということの証明が必要なんだから.見りゃ分かるじゃんって訳には行かないよね.
そういう、論理の積み上げ方、これって、すごく人間が生きていく上に大事なことだと思うよ.自分がこうだと思っても、本当は違うかもしれない、その論理って使えないかもしれない.思い込みを排除して、自分をどこかで客観的に疑ってみる心を持つってちゃんと生きていく上には必要なことなのよ.

つまりね、私は、勉強って人生の歩み方の縮図だと思ったりするわけよ.
感情でなく、論理を尽くして正しい道筋を見極める力を養うって言うのかなァ.

国語だって、そうでしょう? ちゃんと日本語が使えなければコミュニケーションが取れない.自分の思いを正しく他人に伝えられない.言いたいことを過不足ない形で相手に理解してもらえない.自分を理解してもらうためにはちゃんとした言葉が必要、沢山のボキャブラリーが必要よ.理解してくれないと苛立つ前に、理解してもらえるように伝えられない自分を恥じなくっちゃね.

つまり、あなたたちは、いずれ大人になった時に、どういう風にものごとを捕らえ、どういう風に行動して、どういう風に生きていくのか、どういう人間関係を築けるのかのシュミレーションを、勉強を通してしているわけよ.
だから、知識を増やしなさい.論理的に思考する力をつけなさい.それって、生きていく上にとても大切なことなのよ.いくら増やしたって、いくら持っていたって重くはないんだからね〜〜」

などというと、本当に理解したのかどうかはともかく、中学生たちはまことに素直に単純に「ウン!」 と答える.

その顔を見ながら、私は心の中で、自分をきちんと疑える心を育てなさいよ、と、叫んでいるのだ.いくら難しくても大変でも苦しくても、踏みとどまって自分自身を論理的に客観的に検証できるようになりなさいよね、と・・・優しさを養うにはそれしかないのよ、と・・・
勿論、これは私が私自身に向かって日々言い続けていることに他ならないんだけれど・・・暮らしていると、つい、優しさから遠のいている自分を見つけてしまうこともあるのだもの・・・





to this top



 オーストラリアからのメール 2003/11/07


今日、突然、オーストラリアのかたからメールをいただいちゃいました.勿論英語で、です・・・
もう必死で翻訳しました〜〜 (ちゃんと英語を勉強しておけば良かった・・・今更、後の祭りですけど〜)

どうも独学で七宝を学んでいらっしゃる方みたいです.私の七宝に感動してくださったとのことで、どのようにして、このような、銀線が入っていないように見えるデザインが出来るのだろうか? というご質問でした.
これには、こっちもちょっと感動しました.というのも、私は、銀線の持つ輪郭線の硬さをどうすれば払拭出来るのか、という思いが常にあって、やわらかい有機的な動きのある表現のために、今使っているきわめて薄い銀線に辿り着いたからなのです.
おぉ〜〜 理解していただけたんだ! という感動がありましたよ、本当に・・・

で、今度は、翻訳以上の難行苦行の、お返事書きです・・・まいった〜〜
とにかく拙い英語の文章を書いてみて、それからネットで教えてもらった翻訳ソフトを探しだして、私の英文を入れて日本語に直してみたり、日本語を書き込んで英語に直してもらったり・・・でも、「こりゃ、変だわ」って翻訳が出てきたりもするしで、本当に四苦八苦.まぁ、時間を食ったこと〜〜
でも、相手の方が英語圏の方ですから、余裕を持っておかしな英語でも読んでくださるのではないのかと・・・儚い期待を抱きつつ、です.

やっぱり、ネットは世界に通じているんだ、と、ちょっと感動した夜でした.
翻訳ソフトを紹介してくださった fitfulちゃん〜 ありがとう〜〜 助かりました!!





to this top



 オーストラリアからのメールU 2003/11/09


また、スゥさんから返信が来ました.何とか、先日の私の英語は通じていたようでした・・・ほっ! っとしたのも束の間、今度の質問は、どうして器の曲面に、真っ直ぐな銀線を沿わせて立てることができるのか? と・・・
あーーーー 困った・・・日本語で説明するのも難しいのに・・・

というわけで、しばらくは英語と格闘する羽目になりそうです.どなたか、英語、得意な方、助けてくださいませんか〜〜〜!!!

今日は、お天気が崩れそうという予報にもかかわらず、午前中は晴れて、儲かった〜とばかりに洗濯して、その後、檀一雄の「火宅の人」が読んでみたく思っていたので書店に出かけ購入.帰り道に衆院選の投票をしてきました.
「最善」と確信できる投票行為ではないけれど、次善・次、次善でもしょうがないか・・・座して語らずというわけにはまいりませんものね〜

投票所は閑散としていましたけど、今回の投票率はどんななのかしらね??





to this top



 ネット 2003/11/10


今朝ほど、「七宝Q&A」のご常連さんで、カナダ在住のCashaさんからメールをいただきました.なんと、英訳をしてくださると〜〜〜
「ひとりごと」に書いた私の愚痴を読んでの、ありがたいお申し出です.わぉ〜〜 これで千人力ですぅぅ.

<CashaさんのHPは ここです.素敵な七宝が沢山ありますから、覗いてみてくださいね!>

ネットって、本当に世界に繋がってるのね! なんて、改めて感動しちゃいました.
何かを知りたい人がいて、そのことを知ってる人がいて、だけどその間には言葉の壁があって、でもまたそこに、その言葉の壁を乗り越えるのに力を貸してくださる人が現れて・・・その誰もがお互いの顔を知らない! ただひとつの共通点は「七宝」でしかないなんて.ネットは不思議な係わり合いを現実に変えてくれることもある・・・

ネットは仮想の世界だという人がいます.だから、ネットで遊ぶときは現実とは離れた自分を演じるのだという人もいます.その方がずっと面白いって・・・
でも、私にはそんな器用なことは出来ないから、現実世界もネット世界も、どちらの時も同じ顔を見せながら遊んでいます.
私がそういった意味では不器用だということもあるのですが、やはり、私は「現実の私」にこそ拘りたいわけで・・・「現実」にこそ関わりあいたいわけで、演じ分けてのその場限りの浅薄なかかわりなんぞ、真っ平ゴメンと密かに思っているのです.

そういうのって、変なのかなぁ? と思ってもいたんですけど、こういうことに出会うと、やっぱりネットも明らかな一つの現実世界だし、確かな重みのある関わりにだって恵まれることもあるって気がいたします.
ネット世界だろうが現実の世界であろうが、そこに存在する私は私.ちゃんとアイデンティティを持った一個人として、確実に、ネットを通して誰かと関わっていけるということは、本当に幸せなことなんだと、そうして、こういう経験が出来たのもHP作りをけしかけてもらったおかげだし、いろんな意味で多くの人たちに助けられて、私って本当に幸せものだと、心から思った一日でした.

今日は忙しかったから書けませんでしたけど、明日は、ご質問に答える原稿を書かなくっちゃ、と楽しみにしています〜〜
本当にうれしい一日でございました!!





to this top



 寿三郎の人形 2003/11/16


昨日は、三島市の佐野美術館まで行ってきました.辻村寿三郎の人形展が17日までだったから見逃してしまわないように、雨でしたけど出かけたのです.
まぁ、雨にもかかわらず大層な観客で・・・しかも、さすが、NHKの人形劇などで名前が売れているだけあって、私くらいの年代からそれ以上の女性の2〜3人連れが多くて、ちょとやかましかったのですけれど.(どうして、あぁ、ぺちゃくちゃとおしゃべりしながら鑑賞ができるんだろう?? 私なんか、美術展は絶対に一人で行きたいよ・・・)

なかなか、見ごたえがありました.
特に、西鶴やら、南北あたりから題材をとったものは、寿三郎の真骨頂ですね.大経師のおさん、樽屋おせん・・・恋路の闇に踏み迷った女たちの、どこか疲れ果てた、あらぬ彼方を見つめる風情・・・少し前のめりの立ち姿は、何やら宙に浮いたようで.
現代とは違って命がけの様が、映し出されて、怖いようでした.何しろ、不義密通、或いは身分の垣根を越えること、全部が命がけ、磔・獄門・さらし首.その恐ろしさを踏み越えちゃう女たち.

ちょっとまた、西鶴あたり、読んでみようかしら?? なんて・・・

今日は朝から、また、ガラスの下焼きでした.
今度は、私の吹いたガラスを使っての実験です.
ガラスに通いだしてから何年経ったのでしょう? もう5年くらいになるかしら? 最近やっと、これなら使えるかな? という形になってきました.手仕事というものは、ずっと、ものになるかどうか、わけのわからない状態が長く続いて、ある日、突然のように、ちょっと上手くなったりするものですね〜
ガラスも陶芸も、何となく少し分かってきたようです.あくまでも、「ほんの少し」ですけど.(^^ゞ

さて、このガラスが、果たして七宝の釉薬と、相性が合うやら・・・どんな焼成が適しているのか、果たしてものになるやら・・・
ちょっと楽しみでもあり、怖くもあります.
先ほど、炉の火を落としました.明日の朝まで様子を見るわけには行きません.割れていなければいいけど・・・





to this top



 ホームドクター 2003/11/18


インフルエンザの予防接種しがてら、血液検査、受けてきました.
検査は、随分長い間、ほったらかしていて・・・というのも、子供のころからの私のホームドクターだった大先生が夏ごろに倒れて入院しちゃっていて、お歳もお歳だしちょっと復帰は見込めないかもしれないし、若先生の方は呼吸器・アレルギー科で、内科じゃないから、さて、どうしたものかと・・・全く別の病院へ行くのも面倒だしな、と、とりあえず予防接種だけは、と行ったら、長いこと検査していないから、検査してくださいと言われました.
で、検査をしてから今後の相談をすればいいか、と・・・病院を変えるにしても、紹介していただいて今までのカルテの写しもいただかなくっちゃなりませんしね.

で、40代前半の若先生にお目にかかって、いろいろお話を伺いました.
「父のような古い医者の時代とは、膠原病のとらえ方も変わってきていますから、検査をして本当に膠原病であるのかどうかも検討し直さなければなりません.その上で、もしそうであるならば、一度専門医のご意見も伺って方針を決めようと思います.」ですって.
「ところで、レントゲンで見ると、肺に膿胞があるのはご存知ですか?」
「ハイ、ご説明は大先生から伺っています.その時には、もう何年も変化がないから、余り心配することではないと言うお話でしたけれど.」
「それが、もしも、膠原病を原因とした膿胞であるとすれば、僕はちょっと心配ですから、これも一度、CT検査を致しましょう.やはり、古い時代の医者ですからね、父は.」

なんだか奇妙なことに、指摘された自分の肺の膿胞のことよりも、「父は古い時代の医者」と繰り返される言い方のほうに、私はすっかり気をとられてしまいました.一体、何を言いたいのかしら? って・・・ 同業者として父親のことをこう言わなくてはならないって、どんな気持ちなんだろう? と、ちょっと引っかかったことも確かです.経験は排して、検査機器を総動員して検査するってことかしら?
まァ、膿胞の方はもう出来ちゃってるものなんだから、今更心配してもどうなるものでもないし、悪いものなら悪いもので仕方がない、出たとこ勝負としか、言いようもありませんものね.12月2日に検査予約を入れてまいりました.

その後、血液採取.
何を考えてるんだか、若い看護婦さんが突然、「血糖値の検査はしていますか?」ですって・・・
「え? 血糖値検査の指示が出てるの? 私に?」と言うと、「いいえ、でも、したほうがいいかなと思って・・・」 ですって!
「私、係累に糖尿病患者は一人もいないのに、どうして血糖値検査なの? お医者様のご指示があるのなら兎も角・・・血糖値を調べなければならない理由が全くわかりませんけど.」
「じゃ、止めましょう.」
ん?? こりゃ一体何なんだ?? と、それも、ちょっとギョッとしたことの一つです.いいのかなぁ、この病院で?? ってね・・・看護婦が一存でこういうことを言ってしまう病院って、大丈夫なのかしら?
良く、母が、看護婦のしつけの悪い病院はロクな病院じゃないのよ、って言っていたっけ・・・なんて.

まァ、検査結果が出て、どういう指示が出るのかで、改めて身の振り方を考えよう・・・と思いつつ、帰ってきた次第.
何事も自己責任ですものね、まァ、難しい世の中になりましたようで・・・





to this top



 悠ちゃん、おめでとう! 2003/11/20


先ほど、夕方のNHKのローカルニュースに、悠ちゃんが出ていました〜〜
悠ちゃん、正しくは大間悠司氏、伝統工芸の木工作家で、私の作品の内側の木の部分を手がけてくださる方です.
先日、「現代の名工」に選ばれての取材だったようです.本当におめでとうございます!

いつも、「悠ちゃん!」なんて、気軽に呼んでいるけど、こりゃ、まずいかな? なんてね〜 でも、またお目にかかったら、やっぱり悠ちゃんです.(^^ゞ

悠ちゃんの手がけていらっしゃるのは、いわゆる「指物」です.
全く釘も接着剤も使わずに、ほぞ組みだけで、箱を作る・・・そして象嵌で加飾するのね.0.5ミリの幅のまっすぐな溝を掘って、そこに0.5ミリの厚みの違う素材の木を嵌め込んで、模様を作る、とか・・・
それが、木自体が歳月が経って収縮しても、寸分の狂いも出てこない、という全くの神業なんですよね.びっくりしちゃいますよ. で、その模様の分量がまた絶妙なのよね.品がよくって.

TV見たよ〜〜 って、今電話したんだけど、ご本人は表彰で東京に出かけていてお留守でしたので、甥ごさんの晃さんとちょっとお話して.明日また、おめでとうの電話をかけるつもりです.
本当に、悠ちゃん、おめでとう〜!! 





to this top



 障子貼り 2003/11/24


22日の午前中、予報が外れてのポカポカ陽気に、家中の障子をはずしました.去年は障子貼りを不精してしまっていたので、今年はいささかこのままではみっともない・・・あまり暮になってからだとまたイヤになっちゃいそうだから、暖かいうちにやってしまおうか、と.

はずした障子は風呂場へ持ち込んで、シャワーで水を掛けながら、母が見たら怒るだろうな、って.
昔はちゃんと雑巾で糊のついた部分だけ濡らして、でした.そうしないと障子の桟が水を含んで歪むのだって、口うるさく言われておりました.まァ、確かにそうですけどね.(^^ゞ
「お母さん、いい加減な娘でゴメンね〜〜」などと呟きながら、シャワーの水を満遍なく掛けて、糊が水を含んでくるのを待っている間に窓拭き.
障子をはめ込んじゃったら、多分もう障子をはずして窓を拭くなんてイヤになっちゃうに決まってる!!
窓を拭いているうちに、ベッドの下とか、日ごろ不精をしているところが気になってきて、ええい、ついでのことだとばかり、ベッドルームの荷物を全部リビングに出して、ベッドも動かして大掃除になっちゃった.

それから障子の桟を洗って拭いて、陰干ししているうちに障子紙を買ってきて、午後からは障子を貼ろうと思いつつ、昼食を食べていると、こーちゃんからTELが来て、3時過ぎに旅行のお土産をお届けくださるって〜〜

もう大慌てで、出してリビングに積み上げた荷物をベッドルームに運び込んで今度はリビングの掃除!
あはははは 日ごろ汚くしている報いだ〜〜〜 障子貼りは明日だわ!
で、掃除が終わった頃にこーちゃんが見えて、ご両親を伴って国立文楽劇場へ行ってきた彼と文楽の話.
見てきたのは「鑓の権三」 女は怖いねぇ〜〜〜って.そうよね、あの“おさゐ”は、本当に怖いよね〜〜 そうだよ、周りにいる男や女たち、全員の運命を狂わせちゃうんだもんね〜〜 それも訳のわからない意地や嫉妬で・・・
まァ、話がすっかり弾んじゃいました!!
確かに近松や西鶴の描く世界の女は、本当に怖い.でもさ、近松引き合いに出すまでもなく、確かに、基本的に女は怖い動物よ、って、これが結論でした!

で、昨日は、午前中は防災のための町内の家族台帳を回収したり、隣組の一覧表を作ったりと町内の仕事、午後からはさやかちゃんの個展の陣中見舞いに行ったり.
今日の午後になって、やっと、桟を洗ってから3日目の障子貼り、終わったところです.綺麗に貼れましたよ!
さて、今日はもう、美味しいお茶でも入れて、お土産にいただいた虎やの最中をいただいてあとは昼寝でオシマイだな・・・





to this top



 憂国忌 2003/11/26


考えてみたら、昨日、11月25日は「憂国忌」でした.
つまり、三島由紀夫が自刃して、すでに33年が経ったわけで・・・

中東問題はやはり泥沼化しつつあり (アメリカは、結局のところ、ヴェトナム戦争からは何も学ばなかったのだろうか?) 日本もテロ特措法が出来て、いまや自衛隊の派遣問題、そして憲法改正への動きと・・・
あちこちで「憂国忌」が開催されたみたいです.東京では九段会館で行われたらしい.ネットにいろいろ出ていました.
まぁ、勿論右派による開催だから、三島由紀夫や森田必勝を「憂国の烈士」として扱っているのだけれど、実際のところはどうだったのかしら?

私の中には、あの時に、「三島は三島自身と心中した」という印象が強く残ったわけで、彼の中にある抜きがたい自己陶酔、パラドックスそのものを見たような気がいまだに残っているんだなぁ.

68年、パリ五月革命、ソ連の軍事介入による「プラハの春」の終焉、69年の東大安田講堂事件、70年のよど号事件、三島の自刃、そして72年の浅間山荘事件、その間ずっと、毎朝ヴェトナムに向けて、早朝、板付から飛び立つ米軍偵察機の轟音を真上に聞きながら、(私の下宿の真上を通ったのね.しかもかなり低空で、丁度その時間は下宿の真裏の鹿児島本線を貨物列車の通り過ぎる時間と一致していたから、いつも目を覚ましてしまっていた・・・) あの頃私は青春真っ只中の19歳から20歳、21歳と、それらの出来事をまのあたりにドキドキしながら、私的にも騒然と生きていたわけで、最近になって、よど号グループの、北朝鮮による拉致事件への介入とか、いろいろまた事実が現れはじめており・・・

あの時代の朝日ジャーナルやらなにやらの資料が、多分まだダンボールに一杯、押入れのどこかに眠っている・・・捨てきれないと思ったのね.いつか、あの騒然動いていた時代を考え直してみるのかもしれないと・・・多分私の青春そのものを、ネ.

さて、昨日の雨とは打って変わって朝日が一杯の朝.今は7時.朝日が背中にポカポカと当リはじめています.お布団でも干そうかなぁ、と思いながらの一日の始まりです.





to this top



 ガスレンジ 2003/11/27


本日は、午前中にガスレンジの交換.この家を建て替えてからもう12年を越えて、だからビルトインのガステーブルも「12年もの」で、いくらお掃除しても何となく炎が赤っぽい.不完全燃焼だな・・・お鍋のお尻に時々黒い煤がつく・・・ま、そろそろ寿命かな〜と、先日ガス屋さんにカタログを見せてもらって、本日、交換しました.

10時頃に来てくれるというので、その前に、来週からもう12月だし思い切ってやっちまえ、ということで朝からレンジフードの大掃除.6月以来の半年ぶりだから、結構汚れておりました〜〜 フードの中に潜り込んで油汚れを落として・・・
フィルターをかぶせてあるから、そう奥の方まで汚れているわけではないので、ほぼ1時間足らずで完了.さっぱりです〜〜〜

やれやれ、綺麗になった、というところでガス屋さんが到着.ほぼ1時間くらいで取り付け完了しました.
新しいガスレンジは、フラットタイプだからお掃除も楽そうです.炎もブルーで、これならお鍋のお尻磨きからも開放されるなァ、よかった・・・





その後、お茶をお出しして、1時間ほどおしゃべり.ガス屋さんのご趣味の釣りの話などなど.海釣りですって.このあたりは駿河湾、日本有数の魚の種類の多い漁場なのだそうです.それから魚料理の話なんかも、ネ.で、おしゃべりしすぎでお昼になっちゃった、と、慌てて、今、お帰りになったところです.

さて、私も、お昼の用意、新しいレンジの使い初めです.何を食べようかなぁ?? 火力のテストにチャーハンなんか、いいかも・・・





to this top



  2003/11/27


本日、山形のMさんから、りんごを頂戴しました.大きな真っ赤な、“ふじ”です.箱を開けると、まァ、いい香りが部屋中に漂って、それだけで幸せ気分が一杯ってなもんです!
丁度七宝のお教室の最中でしたから、早速剥いて、みんなで頂きました.割ってみると中には蜜が一杯で、今年食べたりんごのうちで一番の美味しさでした!
あんまり美味しいから、これはもう独り占めしたらバチが当りそう・・・で、お勉強に来る子供たちにもお裾分けしました.明日はもう何軒かに、お裾分けです.美味しいものは大勢で美味しく頂かなくっちゃね!!
Mさん、本当にありがとう〜〜 ご馳走さまでした!!! すっかり元気が出ちゃいました〜〜

今週一杯で11月も終り、来週からは師走・・・今年は何という速さで1年が過ぎ去っていったのでしょう!
来週からは何かと気ぜわしい一ヶ月の始まりですね.お互い、風邪なんか引かないように、一年の締めくくり、頑張りましょうね〜





to this top