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夏バテでふうふうしているうちに8月は終わり、朝晩はすっかり秋めいて9月が始まりました。
夏バテの方もようやく脱しつつあるようで、あーー、今年はエライ目にあった・・・
やっと食欲は出てきたのですけれど、夏バテしている間に胃が小さくなったのかしら、おなかがすいて一時に沢山食べるとどうも胃がびっくりしちゃうみたいで、未だに食後の胃薬が手放せない。ま、「猫食い」を決め込んで少しずつ何回にも分けて食するようにしています。若いときと違って回復にも時間がかかるらしい・・・
で、心を入れ替えて健康管理はまずは運動から、と、毎日涼しくなってからの夜の散歩に精を出しています。
9時過ぎから10時くらいまでほぼ4〜50分、わき目もふらずに歩いてるの! 三日坊主にならないようにがんばらなくっちゃね〜〜
夕べも40分ほど歩いて、帰宅してシャワーを浴びていたら、外で鈴虫が鳴いておりました。鈴虫の音を聞くのは今年初めてです。まだ鳴き始めらしくへたくそで、あんまり長く音を引っ張れないのですけれどね。そのうちどんどん上手になるでしょう〜〜 秋ですねぇ。
ところで、昨日は第52回日本伝統工芸展の審査発表がありました。
おかげさまで入選いたしておりました。ありがとうございました!
昨年来、どういうわけか時々展覧会のお話をいただくようになり、それに伴って若いころの作品を押入れから引っ張り出して眺める機会が沢山ありました。
おぉ〜〜ここまでやるか? と思うくらいに細かく銀線を立ててがんばってるんだよね、コレが・・・ やっぱり体力もあったし視力も良かったから、今見ると頭が痛くなるくらいの仕事をしてる! 我ながらいじらしい〜〜と思えるほどです。
やっぱり仕事って、その時その時にしか出来ないものがあるのでしょうね。今の私はあの頃に比べると体力も落ち視力もすっかり悪くなって、どんどん枝葉を省き始めている。それでも逆にそれが纏まりになるというのは、やはりあのシャカリキになってた時代があるからなのでしょうね。
体力がない、視力がない、という肉体的な負の条件が増えることはとても怖いことだと思っていたけれど、どうもそうばかりともいえないのかも知れません。やっぱり、その時にしか作れない作品がその折々に相応に出て来るのかも、と、思った次第で。
ま、全てそう前向きに楽天的に考えつつ、まだしばらくはがんばらなくっちゃ〜〜
8月下旬より早3週間、夏バテをいいことに無為に明け暮れておりました〜
通常の仕事はこなしていたんですけど、それ以外は見事なほどに何もせず、です。 (^^ゞ
で、何をしていたのかと言うと、読書三昧。読書に疲れると散歩・・・ 動かないでいると身体がきしむわ。えへへ。
NHKの金曜時代劇で「秘太刀 馬の骨」が始まったので、原作本から始まって藤沢周平の本を10冊以上読み直しちゃいましたよぉ。
TVドラマの方は、以前やはり藤沢周平の「せみしぐれ」をやっていたときになかなかいいドラマに仕上がっていたし、主演もその時の内野聖陽クン。始まる前は、内野クンは狂言回しの半十郎役なのだろうとイメージしてたら馬の骨を求めて試合をし続けるちょっと軽めの銀次郎の方だった・・・
やっぱりTVドラマだから、原作から重くて地味な部分はすべて捨象して、派手な立ち回り劇に徹しているわけで、そうなるとやっぱり銀次郎役か〜 チャンバラ中心だもんね〜
もともと藤沢周平は大好きなんです。作品もあらかた持ってる。文章が端正だし、何より人間の見方がフェアーに徹してる。自分自身の心のうちまでをまっすぐにフェアーに覗き込もうとする、そこいら辺が好きなんだよな・・・ 心理劇としても面白い。
それからいくと最近の時代小説は浅薄な感じを否めないな・・・ ストーリーの奇抜さだけで振り回されているような感じを受けるモノが多くて、ハリウッドのアクション劇みたい。読んでいてもあまりのばかばかしさに途中で飽きてしまう。
で、そんな風にCDを聞きながら読書三昧で無為に日を過ごしていると、日にちの経つのがはやいこと!! ま、上半期忙しかったから、たまにはいいか〜〜 なんて自己弁護しながらですけど、ネ。
PCよりも何よりも、読書が一番好きだわ!! やっぱアナログ人間なんだなぁ、私って。 (^^ゞ
でも、涼風も立ち始めたことだし、いつまでもこうしていないでそろそろ動かなくっちゃね・・・ と、ちょと反省をしている今日この頃ですぅ〜〜
yuuちゃんとの二人展、再度の飾り付けに行ってきました。
まぁ、飾り付けのやり直しをさせて欲しい、などと、うるさいことで申し訳なかったけれど、これはやはり作家としての私の譲るわけには行かない意地。
出品する作品はほとんどが公募展に出展した作品で、私もyuuちゃんもどの作品もそれぞれが2ヶ月余りをかかりきりに費やして制作したものだし、その間やはり身を削るような思いをしているわけ。
いわば出来上がった作品は子供みたいなものなの。だから、GパンにTシャツ姿でよそ様にお披露目したくないのよね。それなりちゃんとした装いをさせておきたい。この思いはものづくりでないとわからない思いかもしれませんけどね・・・
作る側の勝手な思い込みと言われればそれまでなんだけど、でも、それ抜きに作家稼業なんてやってられないでしょうよ〜 (^^ゞ
心底疲れましたけど、まぁ、納得。
飾り付けを終わった会場風景です。
何のかのと出歩く日ばかりでしたが、やっと一段落です。
明日は二人展の初日ですけれど、そちらのほうはすっかりお任せして、明日はうだうだと家で過ごす予定でいます。
本当にジタバタとした1週間でしたから・・・
急に涼しさが増して秋の気配が濃くなってきて、それと共になにやら創作意欲も出てきたようです。
香合の素地が出来上がって来ましたから、デザインでも考えようかしら? 今、無性に何かを作りたい・・・
昨日から露草香合に着手し始めました。
不精して雑草だらけになっている玄関脇の石鉢の陰に、今、露草が一杯なの。いかにも初秋ですね!! 昨日はそれをいくつかデッサンして・・・
またその進捗の具合はWorks Roomの方の露草制作日誌に書きますので、お暇なときにでもご覧くださいませ。
昨日、下地が半分ほど出来て、今は金・銀箔を貼りこんでいる最中です。これは貼る時間よりも乾くのを待つ時間の方が圧倒的に長いんだわ。ま、なんでもそうなんでしょうけれど“待つことも仕事のうち”です。ここでじっくり待てないと仕上がりが悪い・・・
若いころは瞬間湯沸かし器だった私がかなり気長になったのはこんな仕事のせいかもね〜 (^^ゞ
まぁ、それにしてもさわやかな秋風が吹くようになりました。日差しはまだまだ強いのですが、思い出したように聞こえるセミの声が哀れに感じられるくらいに秋の気配は濃くなっています。柿もほんの少しだけ色づいてきています。
蒸し暑く長い夏が続いていたから、本当にほっとしますね。
今日は中秋の名月。
子供の頃のお月見は、母が朝からお団子を作って三方に乗せて、大皿に芋やら栗やらの山の幸を山盛りに乗せて、大きな花瓶にススキを生けて、まぁ、それなりに賑やかにやっていたのを思い出します。
この秋晴れなら今夜も月がきれいでしょうから後で散歩がてらススキでも取ってきましょうか。せめてススキに竜胆でも添えて、お名月さんを楽しもうっと〜♪
夏バテ後の秋の月、何だかウキウキしません?
さて、そろそろ箔も乾いたかしら?? 続き、続き、っと・・・
さて、私ごとでジタバタしているうちにとっくに選挙が終わり、あんぐりするほどの自民大勝。小泉チルドレンなどといわれる多くの議員さんが誕生したようです。いささか議席数を考えると恐ろしげな部分もありますけれど株価は上昇し、地価も上向きとか。
中にはかなり舞い上がっている方もいらっしゃるようで・・・ 時々TVを見ながら笑ってしまいます〜
思うんですけどね、私なんかも毎年毎年公募展に作品を出品し、その都度滑ったの転んだのと騒ぎを入れつつほぼ20年。
初入選のときはうれしくて舞い上がったものですけれど、長いこと、そんなことを続けているとだんだん解ってくる。これはほんの一瞬の出来事だ・・・ 通ろうと通るまいとに関わらず私は私、私の作品は私の作品、そこにきちんと軸足を据えて揺るがないと言うスタンスを自分の中に確立しておかないと、こんなこと、みっともなくて続けてはいられないよ・・・
いくら狭い井戸の中でも、勝って奢らす、負けて卑屈にならず、というのは、口で言うのは容易いけれど実践できるためには意志の力が必要だ。人間、それほど立派には出来てはいないのだから。
何事があろうとも自分は自分。こりゃ、なかなかかったるい・・・
うまく行ったときに鬼の首でも取ったみたいに威張っちゃうと、負けたときには顔を上げて世間が渡れないような思いに駆られるだろう。
どっちもみっともなさという点においてはひけをとらないだろう。何があっても変わらない姿勢でいる、と、これは美学の問題だよね。
今度の選挙だって、思わぬ落選もあり思わぬ当選もあり、まぁ、実力だけとは限らない。時の運・時の風に吹かれての結果と言う側面も沢山あるわけで、それは公募展にだって当てはまる部分でもあるよ。
私とは何か? いくら青臭くともそこをきちんと見つめ続けないことにはどっちに転んでも下らない揺らぎ方をしてしまうだろう。
今の結果がどうあろうともやっぱり己の信じるところにしたがって結果の如何にとらわれずに誰をも恨まず、誰にも媚びず、飄々と極めて自然に生きて行けるようでありたいって思うんですけれどね・・・
それが実践できているかどうかを考えると、内心忸怩たるものがあるようです。 (^^ゞ
暑さ寒さも彼岸まで、といいますけれど、今年はその通りですね。涼しくなりました。
今日はお彼岸のお墓参りに行ってきました。何しろ主人の方のと実家のお寺と2ヶ所ですから墓参りも半日がかりです。でも、日ごろは忙しさにかまけて仏様ならぬ「ホットケ様」ですからせめてお彼岸くらいはちゃんとしなくっちゃ・・・ (^^ゞ
朝、供花を買いに行きました。主人の方のお墓には主人が大好きだったトルコキキョウ、実家のお墓には母が大好きだった竜胆。それに小菊やらコウバナ、庭に咲いた彼岸花(これは自生してる赤いヤツ)、それから私が植えた白花の彼岸花などを足して。
うんうん、なかなか彩りもきれいだわ〜〜〜
お墓で草むしりをして、お掃除して、お参り。それからちょっとだけお寺さんにご挨拶して。
お墓参りというのは、どういうわけか、なんだか気持ちがほんわりと落ち着きます。
どっちもお墓は山の上、かなりの石段を登りますから、なんとなく疲れて、帰ってからしっかりと昼寝しちゃいました。
露草香合は、植線の途中で中断しています。あとちょっとなんですけどね。
本当は一昨日植線を終わっちゃう予定だったのですが、画廊の方にテレビ局の取材が来たらしく電話がかかってきて、簡単な七宝の説明やら、二人のプロフィールやらをまとめて第一TVの方にFAXを入れて欲しいとのことで、プリントアウトしようと思ったらインク切れ・・・
バタバタとインクを買いにパソコンショップへ走り、FAX入れたら仕事する気が失せてた・・・ いつ放映されるのかしら? その連絡はまだ来ていませんが多分ほんの数秒のニュース番組なんでしょ。
昨日は昨日でお稽古だったからやっぱりできなかったし。
明日はお中日。今、小豆を煮始めています。おはぎでも作りながら植線を完了しちゃわなくっちゃ!
アクセサリーも少し作っておかなくちゃいけないし、来週は浜岡と浜松、両方の搬出。またなんとなく忙しい日々になりそうです。
26日で二人展が終了し、翌27日に搬出を済ませました。
yuuちゃんも一緒の予定だったのですが、急にお姉さまが入院になったとのことで一人で行ってきました。
今回は撤去だけですからナントカ1時間半ほどかけて昼には終わり、ちょうど前日は浜岡の「自遊人の丘展」の搬出で、こっちの方は朝日カルチャーとぶつかって成毛ちゃんに全てお任せしちゃったので、帰りに菊川へ回って預かってもらっている生徒さんたちの作品も回収。
画廊は2階ですから、えっちらおっちらと荷物を車に積み込むにも階段で、だからまぁ歩いたこと!!
私のちっこいパジェロ・ミニの助手席にまでぎっしり荷物を詰めて戻ってきました。
菊川まわりでしたから、5時間ほどは車に乗り続けで、その日、午後は昼寝〜
翌28日もまだぐったりしてたら和から電話が入り、彼女もここのところのハードスケジュールでぐったり中、その上ご亭主が泊まりで出かけているとのことで「鬼の居ぬ間の何とやら」と話が纏まり、近くの日帰り温泉で朝から夕方まで骨休め!
海辺に建つ宿泊施設もある大きなホテルなんだけど、浴室からは駿河湾が一望できて、食堂も和食やらいろいろテナントが入っているので、お食事もなかなか美味しいし〜
二人でお風呂に入ったり、お食事、ついでに昼から生ビール! 仮眠室で昼寝、と、盛り沢山で、一日呆けてまいりました。 (^^ゞ
で、昨日はやっと元気回復で一日残務整理。お礼状の印刷・発送、作品の片付け等々。もっともお預かり作品の方は玄関と座敷に山のように積み上げてますけどね。
今週末はそろそろ衣替えでもしようかな・・・
来月は本展の名古屋展ですから、飾りつけの手伝いと会場当番とで2回ほど名古屋行きです。あ、本展のスケジュール、展覧会情報にまだ載せてないや・・・