最終更新日 ; Monday, 29-Jan-2007 20:25:00 JST

2007・1月


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  2007/01/01


あけましておめでとうございます!
例年のように、港で鳴り響く汽笛と新年を祝う花火で始まった2007年。
今年はどんな年が待っているのでしょうか? なんだかちょっとワクワクしますね〜〜

皆様のご多幸を、心よりお祈りいたしております!!

で、今朝の富士山です。薄曇なのですが綺麗に見えています!


元旦の富士山





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 仕事始め 2007/01/02


仕事始め、というほどのことでもないのですが、昼前から寒々しい曇天でしたので出かける気にもならず箱根駅伝なぞ見ながら、暮以来ほったらかしていた香合の植線をいたしました。まぁ、軽い仕事始めです。
無事焼成も終わってHPにもアップしたし、色差は明日からだな・・・
うさぎ文の方、ちょっと色彩に迷っているし・・・ 今日はもうおしまい。

で、夜は教育TVで歌舞伎を見ました。
勘三郎の鏡獅子、団十郎と藤十郎の弁慶など、歌舞伎座の新春公演の中継でした。
勘三郎の石橋物は大好きなのです。
ずっと昔、先代の勘三郎と勘九郎だった今の勘三郎とでの連獅子を見たことがあるのだけれど、それ以来「石橋物」というと勘三郎じゃなくっちゃって感じ〜〜
まぁ、キレの良い獅子でした! 勘三郎はやっぱり上手い!!

鏡獅子にしても弁慶にしても長唄の名曲ですしね〜 いかにもお正月です!
さて、仕事始めも済ませたし、読書でもして寝ようかしら?





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 初詣 2007/01/03


三が日も過ぎて、世間は仕事始め、多分人出も少なくなっただろうと初詣に出かけました。
行った先は草薙神社。日本武尊がお祭りされている神社です。
家から車で10分程度のところにあり、静岡への通り道で何十年もその前を通っているのだけれど一度も行ったことがない・・・

5〜6台の車を止めたら一杯というほどの小さな駐車場に車を止めて、石段を上ると本殿があり、扉が大きく開かれてご神体の鏡が正面に。お賽銭を上げて二礼二拍一礼。まぁ頼みごとは一年しっかり仕事が出来ますように、ご縁のある方たちが幸せでありますように、と。
たいしたお賽銭ではないからあんまり欲張った頼みごとは気が引ける〜 これでも全くのところ欲張りすぎくらいだよね・・・ (^^ゞ

脇にある社務所の前では氏子さんと思しき数人が焚き火の最中で、火にあたらせていただきつつ世間話をちょっと。それから社務所で私用に交通安全のお守り、今夜からやってくる中学生たちにもお守りをいただいて・・・

何しろ人ごみは大嫌い。
夜のTVニュースでは例年の如くデパートの福袋を取り上げておりましたけれど、若い頃から大嫌いなものは「行列と争奪戦」なのですから、もう何年もお正月にデパートなんて行ったことがない。
行列して買ったというお菓子などは頂戴したことがあるけれど、なんでこんなもので行列までするの? という以上のものに遭遇したこともないしね。あんまり信じないことにしている。

まァ、のんびりとしたいいお正月でした。今日は木工作家の悠ちゃんから年始の電話をいただいて世間話。ついでに香合の内側の制作と、本展用の作品の内側の制作の予約をお願いし快諾をいただいて。初詣のご利益はもう始まっているみたい!!
ありがたいことではあります〜♪





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  2007/01/07


静かだった正月3ヶ日が過ぎて、4日5日6日とまたNちゃんのことでまたまたジタバタしておりました。
私の目から見ると真に素直な、年齢よりは幼い印象を受けさえする子供なのですが・・・

多分彼女の中には、巨大な空っぽの穴が開いているようです。その穴を彼女は必死で埋めようと足掻いている・・・ 親子関係は実際のところはどうなっているのだろう?
むしろ、私から見てわからないのは彼女よりもご両親の受け止め方の方だ・・・

一度じっくりと親御さんとお話したいということはとっくに伝えてあるのだけれど、全くのなしのつぶて。
子供を扱う時は、その子を取り巻いている大人たちが正直にありとあらゆる情報を持ち寄って検討を重ねないと上手くいく筈もないのだと思っているのだけれど・・・ それが出来る親御さんの子供はこんなことにはならないということなのだろうが・・・
世間体を気にしているのか、はたまた私の介入を余計なこととして嫌うのか? 先日のおばあちゃまのご葬儀のあとにNちゃんのお父さんの方から、一度お話にうかがわせてくださいとのお話があったのだけれど、それから既に3週間ほど経った今になっても何も言っては来ない・・・ あれもその場しのぎだったのだろうか?

親御さんが何とも持て余すほどの心の荒れ方が始まると、Nちゃんの方から私に助けを求めてくる。
「すごく不安になっちゃって、先生とお話をしたいの。」と。
膝を突き合わせて、冷たくなってしまった手を握ってやりながら話あっていると、次第に、はじめは宙を彷徨っているような目つきだったのがだんだん焦点が定まってくる・・・

それなのに、親御さんの方は全く私とのコンタクトを取ろうとしないんだよね・・・ 持て余すような荒れ方が続くと入院させる。入院が長期にわたると病院での人間関係も生まれるわけで・・・ それは決していいことじゃない。

親御さんにとっての私は、単にその場しのぎの娘のなだめ役、娘にとってのその時だけの鎮静剤に過ぎないのかもしれない。もしもそうだったとしたら、Nちゃんはまことに哀れだとしか言いようもない・・・
だって、本当にそうだとすると、それは親が真剣に彼女に向き合おうとしていないということに他ならないのだから。根本的な解決には決して繋がらない。Nちゃんが本当に愛してもらいたいのは母親に、であって、決して私に、ではないはずだよ。

私の側からは、やはり家庭内の問題にまで土足で踏み込むわけには行かないのだから、ひたすら親御さんからの接触を待っているわけだけれど、最初に「一度お話を聞かせてください。」と申し出てから既に9ヶ月が経っているわけで、こりゃ、もう無理かもしれないな・・・
多分このままの状況がだらだらと続くのだろう。子供の問題はつまるところ家庭の問題だよ。

全ての状況は、最初に私が予測した通りに動き出しているわけで… そろそろ限界に近づきつつあるような気がする・・・ どっぷりと渦の中に入り込んでいる親御さんにはその危うさが見えないのだろうか? まぁ、まじめに考えるほど、胃の痛くなるような状況ではある。自分に直接降りかかる災難の方が対処はずっと楽だよ・・・

Nちゃんがポツリと言った。
「先生はちゃんと叱ってくれるから、大好き。」と・・・





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 ボクも!! 2007/01/11


今朝方、ごみ出しに出かけた帰りに坂道を登っているとどこからか猫の声が・・・
あら、翔太の声だわ、と、辺りを見回すと、住む人もなく廃屋になっている近所の家の屋根の上に翔太が〜
あれま、翔太も屋根に上れるのか? きっとマルに触発されてがんばったのかしら?

何だか得意げに屋根の上から辺りを睥睨しています。
屋根に上った翔太だなんてこんなことはめったにないわ、と、慌てて家に駆け戻りデジカメを持って、記念写真をパチリ!
どうですか、ちょっと得意気でしょう?


1月11日の翔太 1月11日の翔太
1月11日の翔太 1月11日の翔太

何しろお転婆マルがやってきて以来、どうも翔太にも「男の沽券」意識が芽生えたのではないかと思われるフシが・・・
何しろマルは、今日一日でネズミ、メジロ、ヒヨドリと大漁で〜 鳥なんてさっぱり捕まえられない翔太としてもがんばるしかなかったのかも。

アンタはそのままで良いのよ。おでぶちゃんで取り得がないのんびりしたところが一番いいところじゃないの! 無理しないで早く降りておいで!





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 武士の一分 2007/01/17


本日、雨の水曜日。レディースデーだからと映画に出かけました。「武士の一分」 山田太一監督の時代劇三部作の最後で、キムタクの主演。
何しろ、前2作はともに映画館で見ているから、やっぱり最後の作品も映画館で、と、義理堅く、ね〜〜 (^^ゞ

キムタクはかなりの熱演で、剣道をやっていただけあってなかなか雰囲気もよかったのだけれど、作品としては第一部の「たそがれ清兵衛」に及ぶべくもないって感じだったなぁ。 若い女性の観客が多くて、みんなグシュグシュ泣いていたけれどね。私にはイマイチでした。まぁ、これも一種の純愛映画で、私、純愛物は苦手だからかなァ・・・ あはははは

最近の時代劇は女優さんでがっかりすることが多いのだけれど、妻役の檀れいは、珍しく時代劇にあっても違和感のない凛とした良い女優さんで、好きだったんだけれど。

最近の時代劇を見ていると姿形は和服を着ていても、襖をノックするんじゃないかって感じを受けたりするような女優さんが多いんだもの〜〜 そりゃ興ざめですわ。

というわけで、本日の午前中はそれで終わり、午後からは先日土曜日にいただいた椿の花が咲きそろい始めたので数枚のデッサンをとり、小さな額絵にまとめようとデザイン、板取を致しました。ちょっと技法的に思いついたことがあるので、その実験も兼ねて、です。
明日から手をつけてみようと思っています。

香合のほうは、Nちゃんの騒ぎで気分が殺がれてすっかり中断中。荒砥をかけ終わったところで中だるみになって手付かずです。まァ、それもボチボチ取り掛からなくっちゃね。

今週末20日は誕生日なの〜〜 また「冥途の旅の一里塚」だわ。あと幾つ作品が作れるんだろう? がんばれるうちにがんばっておかないとネ!! 今年は何だか意欲的なんだわ〜〜





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 消費期限 2007/01/19


消費期限切れの材料を使っていたということから端を発しての不二家の「事件(?)」はいまだに収まる様子もなくマスコミを賑わせています。

消費期限かぁ、私は日常ではほとんど気にしていないよな・・・ 何しろ戦後すぐの生まれだから、卵は古くなると水に浮くから、そういうのは使っちゃダメ、とか、そういう教育しか受けていないもの〜
まァ、己の嗅覚やら五感の全てを駆使して、食えるか食えないか・・・ むしろ、え? 醤油に消費期限ってあるんだ??? なんてね〜〜 (^^ゞ
まぁ、それは自己責任の世界だからどうってことはないのだけれど、売り物として大量生産する世界ではまた別かぁ・・・ 発端に関しては消費者が自己管理出来ないんだものね。

それにしても、地球の人口はほぼ63億、その中で豊かに物を食ってる人口は約5億(勿論日本人はこの私だってこの範疇に属する。) 飢餓状態にある人口は約8億で、毎日2万5千人が餓死しているのが世界の現状。
日本での残飯の量は、世界の食糧援助の総量を上回っているらしい。

不二家の件は、今回は中毒事件を起こしたわけではないんだよね。ということは充分口にするに値する原材料が日々廃棄されるわけで・・・
すっかり考え込んでしまうよ。大量生産・大量消費・大量廃棄の循環の中で、日本の食料自給率は40%。

スマトラ沖大地震でも被害が甚大だったところは輸出用の「エビ」の養殖のためにマングローブ林をつぶして養殖場を建設したところが多かったとの説もある。
否応なしに狭くなった世界の中で、能天気にトロが食えなくなるなんて、或いは吉野家の牛丼がいつ完全復活するのだろうか、なんてどんなもんなんだろうね?
最近の子供たちは、出してやったお茶の中に小さな虫が落ちたくらいで、もう決してそのお茶は飲まない・・・
ニュースを見ながら、いろんなことを考えてしまったよ・・・


58本のバラ! で、話は変わるけど、本日親しい友人のみいちゃんから、58本のバラが〜〜!!!
誕生日に歳の数だけのバラをいただいたなんて、何十年ぶりだろ!!
豪華絢爛、大感激だよ〜〜 一挙に挿せるほどの大きな花瓶がないので、二つに分けて、一つは棘があるから仏壇にバラはダメ、と教えられているのだけれど、かまうこっちゃない! と仏様にも〜〜
ありがとう〜!!











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 TVのない暮らし 2007/01/29


ご無沙汰しています〜 ちょっと神経疲れで仕事に逃げ込んでおりました〜
といっても、あっちを作り、こっちを手がけ、と、逃げ込んだ仕事だけあって落ち着かない仕事振りで制作途中のものばかり。 (^^ゞ
そのうち一挙に、ということになりそうです。

その間TVでは「あるある大事典の納豆騒動」で、不二家もかすむ勢いでした。まだまだ過去のガセネタ掘り起こしで賑やかさは続くようです。

そういえば確かにスーパーで納豆の棚ががら空きになっていた時がありましたよね。私は最近ほとんど夜はTVを見ていないので、何で納豆が品切れなのかがその時はわからなかったのですが。
でも、改めて考えるとTVの情報番組を信じている人がそんなに多いのかしら、と、そっちの方がびっくりでした。

改めて言われなくても、こんなの、ホントかいな? ヤラセ、捏造があるに違いないだろう? と、私なんぞへそ曲がりにニュース以外のTVからやってくる情報に関しては頭から怪しげと笑い飛ばしているわけで・・・
土台、納豆でダイエットが出来るといっても、普段の食事に納豆を余分に加えたらどーなるよ?

でも不思議ですよね〜 TVではグルメ番組も花盛りで、あっちの何が美味しいの、幻の○○だの、秘伝の○○だのと、こんなものをあちこち追いかけて食ってりゃ、そりゃ太るわなとしか思えないものがずらっと並び・・・ かたやダイエット・ダイエットと、運動器具やサプリメント、なにやら怪しげなものも並んでいるわけで、垂れ流される情報に振り回されてりゃきりがない。
行列が出来る店とかなんとか一時期もてはやされてもさほど遠くないある日突然に店ごと消えてたり、何が何だかわからない。

マスコミの垂れ流す情報に右往左往と振り回されるなんて真っ平ごめんだわ。
賞味期限も行列も、判断基準は己の舌にしか置くつもりはないわけで。

いろいろげんなりすることばかりがこう続くと2011年をいい機会にTVのない暮らしを計画してみようかと真剣に思ったりするこの頃ですらあります。 (^^ゞ





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