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昨日は伊東まで、yuuちゃんちのお教室展を見に行ってきました。
なかなか素敵なお教室展でした。生徒さんたちの力作が沢山飾られていました。皆さん、とても丁寧な仕事振り、でyuuちゃんの指導力にも、それにしっかりとついていく生徒さんたちのがんばりぶりにもすっかり感心いたしました!
テーマは海。生徒さんたちが皆さんで「海」をテーマに魚や貝やこんぶなんかを沢山作って展示しているコーナーがあって、夢一杯! こういうテーマを決めての全員での作品作りとは、七宝を心から楽しんでいる様子が窺えて、私もとても勉強になりました!
ずいぶん長居をさせていただいて、その間に、偶然にも昨年イギリスでお世話になったツヨコ先生のお母様とお兄様とがいらっしゃって、色々、イギリスでのお礼も申し上げることが出来ましたし、お話も出来ました。お母様のお声がツヨコ先生のお声と良く似ていて、びっくり〜〜 まァ、うれしい偶然でした!!
そんなこんなで4時頃まで遊ばせていただいて、のんびりと帰ってまいりました。
本当にいい展覧会でしたし、私にとってもいい気分転換でした!!
そろそろ研磨も終わりそうです。
砥石がけは終了し、これからは二日ほど研磨剤で最後の仕上げです。
で、思い出した。ゴム手袋、汚くなったので捨てちゃったんだっけ。買ってこないと作業ができない!
何しろ研磨剤はベンガラ、つまり第二酸化鉄で、真っ赤なの。素手で扱った日にゃ何日も真っ赤な手をしていないといけない! あらら、ベンガラで使ってから捨てるべきだったな・・・
面白いことに気付きました。つまり、腕の動脈! やせっぽちで肉のない私の腕は、散々動かすと血管に血が流れているのがわかるの〜〜! ドクドクドクと動くのが見える!!
ほぉ〜〜とばかりに時々手を休めてはその動きを見たりして。こりゃ便利だ〜脈を診なくても脈拍が測れる、なんてね。まァ、どうでもいいことなんですけどね。 (^^ゞ
さて、夕飯の買い物がてら、ゴム手袋を買って、ついでにビデオでも借りてきましょうか。
最後の研磨剤は手元を見る必要がないのだから、ビデオでも見ながらのほうが捗るかもしれない。
作品制作が終わって、まぁ、秋のふたり展に向かってまだまだしなくてはならない事が山積しているにもせよ、ともかくも一段落。
今日は朝から町内の「どぶさらい」がありました。雨天順延だったのですが朝7時の開始時までは曇天で、この分ならやるのだろうと家を出たとたんに雨が落ち始め、でもみんな集まったことだしやっちゃうんだろうね、と慌ててせめて帽子を取りに家に駆け戻り・・・ 30分ほどの作業でしたが雨の中、済ませてしまいました。下水道が完備してからはさほどの手間もなくなったわけで。
帰宅後は濡れた服を着替えて、のんびり。夕べ友人から借りたDVDの「清左衛門残日録」をみながらカウチポテト! 時代劇って好きなのよね。といっても水戸黄門や暴れん坊将軍が好きってワケじゃないですよぉ〜 念のため。 (^^ゞ
しっかりとした原作の上に丁寧に作られた時代劇って、やはり登場人物それぞれの間に漂う「ほど」の良い毅然とした距離感があって、なんと言うことのない場面にその距離感がほの見えてちょっといいなぁって・・・
その「ほど」の良い相手との距離感って言うのはまことに難しいもので、余程の信頼感がお互いにないと成り立たないもののような気がします。
づかづかと踏み込んだり、べったりと甘えたり、それが親しさだと勘違いしていることも多くて、アメリカ流に「愛しているよ、ダーリン!」と、常なる愛情表現が要求されることもあるわけで、それってなんだか野暮ったい。
でも、「ほど」の良い関わり方というのは、やはり双方に、寄って立つ基盤とプライドがきちんとあるからこそなのかもしれません。
「ほど」良く距離感を持って、けっして押し付けずに労わりあえたり心配しあったり、しかしそれはいつも心の中のこと、言葉に出さなくてもその1点において信頼し合える他人と、お互い慮りつつ関わりを築いていけたら本当に幸せ!
その「ほど」の良さって言うのがなんだか失われつつあるような気がしたりすることがあります。それってなんだろう? 想像力の欠如? 何でも言葉で辻褄を合わせたり説明したりしなければならない関係って子供じゃあるまいし鬱陶しいよね・・・ 優しげな言葉と面倒くささに裏打ちされた中途半端な許しを優しさだとは呼んで欲しくないよ・・・
文学の、行間に隠されたものを読み取るが如く、他人の行間を読み取る、その繊細さと品のよさを持たなくっちゃ・・・とは、常々思っているんですけれどね・・・出来てるのかどうかは全くのところ別問題だな・・・ (^^ゞ
夕べ寝床に入ったのは10時半。しばらく読書していたから明かりを消したのは12時くらいだったか。そのまま寝入りそうだったのだけれど、思わぬ鳥の鳴き声に目が覚めてしまった・・・
ホッチョ カケタ ホッチョ カケタ と澄んだ鳴き声が響き渡っている。
あらま、ホトトギスだわ! 忍音(しのびね)だな。テッペンカケタカというのがホトトギスの鳴き声とよく言われるのだけれど、私の耳には ホッチョ カケタとしか聞こえない。包丁欠けた、か??
何だか民話があったよね? 飢饉の時に家に帰ると芋があった。こんなに立派な芋が残っているところをみると兄(弟?)はどれほど美味い芋を食ったのだろうと邪推した弟(兄?)が相手を殺してその胃袋を裂いてみたら出てきたのは芋の尻尾だけだった。そこで弟(兄?)は後悔のあまりに死んでしまい、ホトトギスに生まれ変わって包丁欠けたか、と鳴き続けている、というような話だったか・・・ だから、ホトトギスの鳴き声を真似ると血を吐いて死ぬことになると、鳴き声をまねることは禁じられているというおまけのついた話だった。
ホトトギスには色々な漢字が当てはめられている。不如帰、時鳥、子規もそうだよね、たしか。正岡子規、そうだ、彼も結核で死んだのだから血を吐いて死んだのだろう・・・その予感があって雅号を子規としたのだろうか? などと、色々な思いが駆け巡る。
時折通る車の音以外にあまり音がしない時間だから、余計にあたりに響き渡っている。耳を澄ますと鳴き交わしているようだ。
ホトトギスの声を聴くのは何年ぶりだろうか? 昔は今頃の時期、夜中にブッポウソウ ブッポウソウ と、コノハズクが鳴いたり、ホトトギスが鳴いたりとこのあたりも風流だったのだけれど、最近はついぞ聞いていなかった。近くの小川も暗渠になって蛍も出なくなっちゃったしね。
そういえば、先週の金曜日から昼間ムクドリが群れをなして飛んでくるようになった。何十羽もの群れである。こちらの方は鳴き声がギャーギャーとうるさい・・・一度、マルが咥えてきたっけ・・・逃がしてやったけれど。
どっちにしても初夏の訪れではある。
朝7時に家を出て愛知県の七宝町まで出かけてまいりました。七宝町のアートビレッジで、日本工芸会・東海支部の七宝の会員17名の作品展が5月はじめから今月28日までのほぼ2ヶ月間開催されていて、ウチのお教室から私も含めて4人の作品が展示されているからです。
もっと早くに行くべきだったのですが、やっぱり本展の作品が途中のうちは出歩く気にならず、昨日、仕上がった作品を悠ちゃんのところに持っていって打ち合わせを済ませてやっと気軽になってご挨拶に出かけてきたわけです。
アートビレッジの館長さんや学芸係長の小林さんともお目にかかって、色々お話できました。
「女性の皆さんの作品があって、本当に良かったです。地場の人たちの作品とは全く趣が違っていて、おかげで全体が華やかになったし面白くなりました。」と喜んでいただけました。
その話のついでに、九鬼さんは静岡の七宝を開拓された方だから、といわれて、私には自分に対してそういう視点は全く持ったことがなかったのですっかりびっくりしてしまい、へ? などと間の抜けた返事をしてしまいました。
考えてみれば確かに静岡から七宝を出品したのは私が最初だし、今回の17人中の4人というのはけっこうなパーセンテージなのかもしれません。
が、私は作ることが好き、作るために技術を学ぶことが好き、学んだことを人に教えたり伝えたりするのが大好きというだけのことで、いわば好きなことだけをわがままに押し通し続けてきたと言うに過ぎず、むしろ、きちんと稼ぐとか、しっかり生活のために働くという点に関しては全くの怠け者で、働かないんだから貧乏でも仕方ないでしょ、細々とでも食っていければいいじゃん、と無精に居直り続け、そういう意味においてはむしろキリギリス、ヤクザ者に等しいと自分を位置付けているところがあり、その言葉を光栄であると思う以前に何かしらの居心地の悪さ、内心忸怩たる居心地の悪さを感じた次第。
他人はそういう風に見たりするんだ? と、実のところかなり驚いたわけです。
でも、たまたま静岡に住んでいたから東海支部で七宝の本当のプロの皆さんに色々教えていただくことが出来、鍛えてもいただけたわけだし、その上たまたま一生懸命に私についてきてくださる生徒さんたちにも恵まれていたから、本当のところ全てはその結果にすぎないんですよね。私自身に対する評価ってワケじゃない。いわば私の幸運に対する評価だな・・・と。(^^ゞ
帰りがけは大変でした。夕方4時頃に新横浜で人身事故があったということで新幹線が遅れに遅れて、「ぷらっとこだま」の切符を持っておりましたから来た列車に飛び乗るわけにも行かず、ホームで1時間以上の立ちん坊・・・ おかげで読みかけだった井上靖の「蒼き狼」を立ったまま読破!
それでも時間は余り、お腹がすいちゃったのでホームで立ち食いのきしめん食べたり。立ち食い蕎麦屋にはサラリーマンばっかりで、女性は私だけ・・・ 普通女の人は立ち食い蕎麦屋になんか入らないのだろうか?
でも帰宅したとたんに、清水では一番早い水神さんの花火が見られて、ちょっと疲れも飛びました。綺麗でしたよ!!
先週、良さそうな南高梅を見つけたので5kg購入して、12日に梅ジュースを1kg仕込み、残りの4kgは多少色づくのを待って14日に梅干用に漬け込みました。
梅ジュースの方は今週末くらいにはそろそろ飲めそうですぅ〜〜♪
何しろ梅ジュースは梅雨時の必需品。蒸し暑さからの疲れが取れるような気がする・・・
梅干用に漬け込んだものは、今朝見たら順調に梅酢が上がってきていて、そろそろ重石を軽くしようと、一夜漬け用の重石を煮沸消毒してそちらに交換したところです。重石が重すぎると実が破れたり、ぺったんこになっちゃったりしてどうも見栄えが悪い・・・
かといって、最初から軽すぎると梅酢の上がりが悪くなってカビたり醗酵したりしちゃうような気がするし、そのあたりが思案のしどころで、梅酢が上がるまでの3日間は気が揉めて毎日覗いてみたりして。
梅酢の上がりが良ければ、大丈夫、今年も美味しく漬け上がるでしょう〜♪
後は頃合を見計らって赤紫蘇を入れて、それからは毎日カビが来ないかを点検。ちょっと面倒だけれどそれも楽しみのうちです! 何しろ副産物の赤梅酢は、生姜や庭で取れた茗荷を漬け込んだり浅漬けに加えたりと一年中大活躍するわけだし、アナログ生活の必需品の一つでもある!
まァ、毎年忙しい最中を縫っての年中行事のようなもので。
梅を漬けた桶を点検のために開けると、梅の香りが流れ出して、それだけでも元気になりそうな気がします。(^^ゞ
季節の香りですね。
今朝はドタンバタンという物音で目覚めて・・・
寝ぼけ眼でリビングに行ってみると、マルが珍客のお相手の真っ最中。
なんと、私の掌ほどもあろうかというモグラである。いっぺんに目が覚めちまった・・・
あらら、逃がしてやらなくちゃ、と思ったが、こんなに大きいのだからうっかり手掴みにしようものなら多分噛み付くだろうな? 昆虫とかミミズを捕食しているはずだから歯があるよね? こんな大きさのモグラに噛みつかれたりしたら後が厄介だ。
慌ててアトリエに駆け込んで軍手をはめて万全の体勢を整えて、イザ!! むんずと掴んだら案の定噛み付いた。おぉ〜けっこうな力だわ。良かったわ、軍手をはめておいて。素手だったら噛み傷がついちゃうところだった。モグラは暴れまくって軍手から飛び出し、それをマルが追いかける。三匹で(二匹と一人!)七転八倒の騒ぎである。そんなこんなでモグラは玄関のタタキに転げ落ちて・・・
で、玄関の隅に追い詰められたところで記念写真を1枚! 地面を掘って進むだけのことはあって、前足がバカでかい! などとすっかり感心して。
マルも反撃を警戒してかへっぴり腰ではある。その後ようやく捕まえて、さてどうしよう? 隣の畑に放り込んだりしたら迷惑だよね・・・ で、向かいの空き家の草ぼうぼうの庭に〜〜♪
この間は起きたらリビングで蛇がニョロニョロしていたし、朝の物音は全くのところ恐怖だわ。お友達を連れてくるのも程ほどにして頂戴よね、マル!!
戻ってきたら、騒ぎもどこ吹く風とばかりにのんびりとベッドから起き出したばかりの翔太が朝食の真っ最中だった・・・ 猫の性格もいろいろではある・・・
静岡カントリー浜岡コースのカルチャーフロアで、明日から7月29日までの一ヶ月間、自遊人の丘展が開催されます。この展覧会は、趣味として工芸や絵画を楽しむ人たちのための作品展です。
今日はその搬入と飾りつけでした。ウチやyuuちゃんのお教室の生徒さんたちの作品を沢山積み込んで朝8時に家を出て、浜岡まで2時間余り。
10時過ぎには浜岡に到着して陶芸教室の面々と合流し、飾りつけ。私は勿論七宝を出すわけにはいきません。一応プロですもん! でも、陶芸に関しては趣味の生徒の立場ですから陶芸を3点ほど出品しています〜 (^^ゞ
ほぼ2時間かけて陶芸の飾りつけを終了。七宝の方は、他の日本画や油絵、版画の方たちとの壁面の兼ね合いもありますのでカルチャーフロアの部長さんにお任せしてまいりました。ついでに委託してあるアクセサリーの入れ替えも行って。
で、陶芸教室の皆さんと昼食をご一緒してからとんぼ返り。帰宅してから、名古屋の安藤七宝店のフェアのためのアクセサリーを梱包して発送。やれやれ、これで本日の雑用は全て終了です。明日からは「ふたり展」のための作品をもう少し作らないと・・・
鏡をまた作ろうと思って、デザインはもう決まっているのに。
帰り道で、車に付いている外気温を表示する温度計がなんと36度を示していました〜
もう、それをみただけで、げげげの鬼太郎・・・青菜に塩。
ついに家でも、今年初めてのエアコン、もっとも除湿にしてあるだけだけど、とにかく今日は車の往復が5時間で疲れたから夕飯を食べるまではつけておこう。今から食欲を落としたりしたら死んじゃうよ・・・
今度生まれ変わる時には、どんな時でもモリモリ食べられる丈夫な胃を持って生まれてきたいもんだわ!!